2月4日の日曜日、パレスグランデールで、山形霞城ライオンズクラブ主催の、第9回山形県留学生日本語スピーチコンテストが開催された。
中国、韓国、台湾、タイ、モンゴル、マレーシア、シンガポール、ボリビアの8ヶ国からの留学生である。
山形大学、東北芸術工科大学、東北公益文化大学、東北文教短期大学の4大学への留学生たち。
これまで取り組んできた日本語で、それぞれの思いをスピーチする。
霞城ライオンズクラブの菅原敏秋会長の開会宣言にて、スピーチコンテストが開始される。
出演者、いわゆるスピーカーの留学生達は、緊張した面持ちで順番を待つ。
審査委員は、霞城ライオンズクラブの菅原敏明会長、国際コミュニケーションレディズクラブの井上みやま会長、NPO法人ヤマガタヤポニカの大竹美知子副代表、ネパール料理「カフェヒマラヤ」プラティプ マンダール氏、そして自分の5人である。
自分たちは、最初のスタートの第1回から審査員を務めている。
いつもながら、ここ数年は、会場は満員御礼である。
話題が話題を呼び、今では、とても有名なスピーチコンテストになってきている。
自分は、かなり難しい質問を敢えてしたが、皆さんちゃんと答えるのだ。
テーマは「真冬の中の景色」
まるで、情景が浮かぶような詩を詠む。
自分も、その2つの違いを質問した。
伝統と伝承の違いは何ですか?
彼はしっかり答えていた。
「伝統」とは、以前は「伝灯」と言ったらしい。
山形銀行の長谷川吉茂頭取から聞いたことがあった。
伝承は、発信である。
運営している霞城ライオンズクラブの皆さんも、スピーカー達も、審査委員の皆さんも、みんなが必死に向き合う。
素晴らしい事だと思った。
2015年の第6回大会で優勝した、ラトビア出身のエレナ・ストルコヴァは、その後、ダイバーシティメディア(旧ケーブルテレビ山形)に就職した。
まずは入賞6人と優秀賞3人の発表。
韓国のきむ3位は、シンガポール出身のエンガス オン インミン氏。
異国から来た若き人々が、日本の地、それもこの山形で、認められて祝福されることは、彼らの未来に、素晴らしい輝きを持たせる。
手間暇かけて、とても大変な大会である。
また、審査員も日曜日の半日を費やす。
しかし、次世代の異国の若者達へは、とても大切な場所だと思うのだ。
ダイバーシティメディアでは、3月19日(月)から4月1日(日)までの、午後0時からと、午後7時からの1時間、スピーチコンテストの模様を放送する。
是非、見てほしい!