ジオストームとは、地球規模の同時多発災害のことを言う。
1996年の映画「インデペンデンス・デイ」で、製作・脚本を担当したディーン・デブリンが、長編映画監督として、この「ジオストーム」でデビューした。
だから面白い…。
さすがだ!と、思った。
実際の最新データを基に、巨大な災害が起こったらどうなるのかをシュミレーションし、ハリウッドの最先端の技術を駆使して壮大なドラマを作った。
氷結、熱波、竜巻…。
日本の都市が、少量の雪でパニックに陥ったり、交通機関の限界を浮き彫りにした昨今。
また、世界中に起きる、異常気象。
映画の中だけとは思えないから、とてもリアルに感じる映画である。
アフガニスタンは、一瞬にして凍りつく。
香港の気温は60度まで上昇。
リオデジャネイロの海が凍りつく。
ムンバイは複数のハリケーンから襲われる。
東京は大きな雹(ひょう)が、降ってくる。
そして、アメリカのオーランドは、カミナリの直撃。
2019年、地球はこのままでは、大規模な自然災害に襲われることを防ぐ目的で、世界の17ヶ国が共同で、地球の気象を制御する為の国際宇宙ステーションを構築した。
「ダッチボーイ」というシステムを運用する宇宙ステーションであり、広大な衛星ネットワークで地球を覆い、異常気象を制御したのだ。
しかし、この世界的な大災害は、この宇宙ステーションの誤作動か、暴走しか考えられないことであった。
「ダッチボーイ」を開発構築したのが、エンジニアの総責任者ジェイク・ローソン。
しかし、彼は、あまりにも独裁的で自分勝手な行動ばかりする為、後任の弟のマックスからクビにされる。
アメリカ合衆国は、この事態に「人類と地球を救う為の一大プロジェクト」を立ち上げる。
呼び寄せられた兄のジェイク、呼び寄せた弟のマックス。
その他、地球を救う為に、エキスパートたちが力を結集する。
衛星爆破のタイムリミット。
ジオストーム発生のタイムリミット。
残り僅かな時間の中で、それぞれが、それぞれの決断をしたのである。
最後は、「インデペンデンス・デイ」や「アルマゲドン」と同じような涙を流した。
本格的なハリウッド映画。
2Dで観るのも良い。
でも、MX4Dは、迫力と体感が違う!
是非、足を運んで欲しい!