プロとアマチュアの違いは何だろう?
こんな当たり前すぎる問いだからこそ、本質が見えるかもしれない。
当然プロは、自分が他より抜きん出ているスポーツや音楽、あるいはその業によってサラリーを得る。
誰も頼んでプロになった訳ではなく、自己選択、自己決定でプロになる。
だから、結果についても自己責任である。
その時点ではB2東地区の最下位チーム。
パスラボ山形ワイヴァンズは3位。
誰もが勝てる試合と思っていた。
しかし、結果は、山形が73点、青森が81点である。
スタッツは、両チームともそんなに差がないが、強いて挙げれば、1と3クォーターは青森が取り、2と4クォーターは山形が取っている。
つまり、「外国人オン・ザ・2」は買っているが、日本人の起用が上手くいっていないということ。
現に、日本人の10点以上の得点は、佐藤正成のみである。
自分は、この日も所用があり、仙台戦の2試合を含めて、現場へ行けず、情報だけを聞き、目にする。
多くの方々が、「途中で帰りたくなった!」とか「やる気がない!」とか「今シリーズのワースト1」とかの批判が多かった。
所用が終わってから、夜中、幹部を集めて話を聞き、指示を出す。
コーチ陣へ、選手へ、そしてフロントへ。
お客様から、どれほど見放されたのか?
アマチュアならともかく、コーチの指導が悪いとか、選手が言うことを聞かないとか、審判のジャッジが悪いとか、誰かのせい彼かのせい…。
プロとは、周囲がどんな状況でも、自己責任で自分のやるべきことを完遂する。
周りがどうとか、相手がどうとか、ジャッジがどうとか、まるで関係ない。
全ての状況を請け負いながら、自分の最高のプレイをする覚悟があるかどうかである。
それが、プロのプライドではなかろうか?
選手、コーチ陣、スタッフ、フロント、全員に言えることである。
アンソニー・エレチがデビューしたのだ。
まずは良かった。
そして迎えた12月3日(日)、この日は朝からフロントとコーチ陣が、きちんと前日の反省と修正点の確認など、打ち合わせをする。
伊澤も藤岡も河野も、昨日より動きも良いし、闘う覚悟が見えた試合であった。
この日は、自分は仲人で、さっきまで紋付き袴を着ていたが、後半が始まる直前に会場入り、4試合ぶりのホーム観戦となる。
隣では、ダイバーシティメディアの市民チャンネル「バイキングステーション」のMCの、「まつトミ」も初応援。
番組で使うミニカメラを持って、会場の様子を解説していた。
ジョーの後ろには、ウィル・クリークモアのお父さんがアメリカから来てくださっていた。
それもあってか、ビリーもジョーも、後半は大活躍!
結果は、山形が87点、青森が79点である。
前日は8点差で青森ワッツが勝ち、この日は8点差で山形ワイヴァンズが勝ったのだある。
まさに、プロである。
自分の仕事が分かっているのだ。
プライベートや、練習のトラブルや、人間関係を引きずらない。
天童市民応援デー。
多くの皆さんの叱咤激励や心からの応援に感謝したい。
そして、もう一度、いや、何度でも、プロフェッショナルの意味をしっかり考え自覚して、コートに立つことが重要である!
自分の未来は、自分の手で、切り開くしか無いのだから…。