昨夜、青菜漬けをいただいた。
本家本元、本沢農協の青菜漬け。
「青菜・せいさい」と言うと、東京のお客さん方は、「高菜・たかな」と呼ぶが、すでに違う品種である。
「山形青菜」は、明治時代の終わりに、奈良県より種子を入れ、大正時代の初期に山形を中心に栽培された。
東北で唯一の高菜である。
食感もパリパリとして、山形の冬の代表的な漬物。
青菜を細かく切り、刻んだ人参と大根も入れると
「おみ漬け」となり、これも山形名物である。
自分たちは、幼少期から、ずっと山形で育ったので、「高菜」という言葉すら知らなかった。
昔から、どこの家庭の食卓にもあった「青菜漬け」と「おみ漬け」
その家庭の味を、ブランディングして売り出したのが、本沢農協の婦人部である。
約30年も前に、地域ブランド品を作り上げ、これだけ長い間、品質を保ってきている。
現全農会長の長沢豊氏の地元だけに、その農業へ賭ける熱量は、素晴らしいものがあるのだろう!