8月18日(金)、東海大学山形高校の評議員会と理事会が、東海大学山形高校にて行われた。
学校建設、新校舎落成竣工式、60周年事業など、様々な議案を評議員会で話し合う。
自分が理事長になってからは、理事会と評議員会は、同じ議案を提案、質疑応答、議決という流れをとっており、開かれた学校運営を行っている。
6年前に、はからずも理事長という責任あるポストにつき、それまでは、収支が赤字だった経営を、みんなで力を合わせ、6年連続で黒字化できている。
これまで、東海大学山形高校は、継ぎ足しで作って来た校舎であり、部分的な耐震補強対策が難しい校舎の為、生徒や先生方の生命の安全を鑑みると、新校舎に改築することしかないと、決断したのである。
私学資金や地元の5つの金融機関から、約20億円の借り入れをし、新校舎を建設するので、自分が82歳まで(個人補償をしている為)、責任を持って返済に当たらなければならない。
それほど、子どもたちの人生を預かる学校運営とは、人生を賭けた事業そのものなのである。
先日、東海大学山形高校の理事会、評議員会の後に、パレスグランデールで懇親会を開いた。
1年に一度の理事・評議員懇親会。
昨年は、山形南高校と東海大学で、自分の先輩の相原理事がまだご健在であったことや、彼の功績と思い出に、理事長挨拶で触れさせていただいた。
今は、しっかり相原さんのご子息が、事業を継いでいらっしゃる。
まだ、全容はできていないが、10月末日には、素晴らしい校舎が完成する。
是非、多くの皆さんより、見ていただきたい。
そして、蔵王地区や成沢地区が、万が一の蔵王山の噴火や須川が氾濫した時の為に、ハザードマップに従い、校舎の土台を、1メートル高くした。
地区の方々が、避難場所として逃げ込めるからである。
午後6時30分、前山形市長の市川昭男理事の音頭で乾杯をし、懇親会が始まった。
新理事になられた、前山形県PTA連合会長や山形県グリーンツーリズム推進協議会会長の新関徳次郎氏、本校の岡田副校長、そして、学識経験者として評議員になっていただいている、山形大学付属小学校と中学校、山形南高校でPTA会長を歴任され、中央大学保護者会山形県支部長をされていたメコムの安部弘行社長。
医学部、海洋学部、工学部の航空宇宙学科など、全国の難関にも、そして、自分が卒業した政治経済学部にも、果敢に挑戦して、夢を叶えている卒業生が大勢いる。
今年の秋、可能性のフィールドに満ち溢れた、新生東海大山形高校の新章がスタートする。
関係者一同、心をひとつにして、生徒たちの無限の可能性を応援していくことと、東海大学山形高校の、更なる発展を誓った懇親会となったのである。