5月31日(水)、老舗料亭「あげつま」にて、山形食品元社長の稲村和之氏(現リンベル顧問)と、東北芸工大デザイン工学部の中山ダイスケ学部長と、山形交響楽団の西濱秀樹専務理事と、モンテディオ山形の中井川茂敏前GMと、パスラボ山形ワイヴァンズの斉藤健元GMと、自分も含めて、あっという間に話題のメンバーが集まったのである。
そもそも、自分が大学を卒業して入社した、山形県経済連(JA全農山形)での上司が稲村和之氏であり、仕事はもとより、夜の飲み会もカバン持ちや、引越しの手伝いナドナド、公私ともに、社会のイロハを教えていただいた方である。
この日の会食は、稲村さんと久しぶりに飯でも食べようとのことで、企画したのだが、まさか、ここまで勢いがあるメンバーが揃うとは、予想外だった。
「あげつま」に到着した瞬間に渡されたのが、「セルリーの花束」である。
稲村氏がコーディネートして、JA山形市が「山形セルリープロジェクト」を立ち上げ、アル・ケッチャーノの奥田オーナーシェフがセルリー大使に就任し、中山ダイスケ氏がイメージデザインを受け持つ。
そんな、山形セルリーストーリーを展開している中、みんなが、セルリーにて歓迎されたのである。
「あげつま」の当代礼悦氏も一緒に記念撮影。
特大の「鯉のうま煮」である。
自分の人生で、これまで最大で最高に美味いうま煮であった。
みんなが、度肝を抜かれた。
「あげつま」は、有名な川魚料理を中心とした老舗で、昔は、斎藤茂吉先生や、弟子の結城哀草果などのご贔屓の店だった。
ウナギの持つ、ビタミンEが、目に良かったらしい。
山形交響楽団の西濱秀樹専務とは、前日に、山形交響楽団の総会・理事会でお会いしたばかり。
今回の総会で、自分も理事の末席に入れてもらった。
西濱専務は、この日の午前中に、なかば強引に稲村さんからの誘いのでんわがあったそうで、予定をやり繰りしてしての参加だったとのこと。
中山ダイスケ学部長とは、様々な関係があり、友人の小山薫堂さんが社長をしているオレンジ&パートナーズの顧問もされている。
パスラボ山形ワイヴァンズのデザインも、芸工大の芸術学部からおせわになっており、今後も、コラボレーションしていこうと話す。
モンテディオ山形の中井川さんは、中学校の先輩。
今は、モンテディオの取締役をご一緒している。
六盛りは、今の山形の季節の食材で、「旬」を表している。
それぞれが、山形の文化や風土が作り上げてきたものなのである。
稲村さんの、大蕨の棚田の「グループ農夫の会」にあやかり、文化を耕す、「耕夫の会」にして、季節ごと、「あげつま」のウナギを食べようとの話になったが、ネーミングは中山ダイスケさん担当。
とても楽しく、充実した時間となった。
出会いが物語となる。
物語が重なれば、文化となる。
そして、文化は感動を呼び、次の時代の扉を開けるのである。