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東海大学同窓会山形支部総会と講演会

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本日10月1日(土)、平成28年度の「東海大学同窓会山形支部総会」が、ホテルキャッスル山形にて開催された。


総会前、9月3日にご逝去された、元支部長の相原吉弘顧問に黙祷をする。


事業報告や役員体制など、原案通りに可決される。

支部長は東海林道哉氏、副支部長は斎籐香太郎氏で、自分の同年代が同窓会を率いてくれる。

東海大学山形高校も板垣同窓会長であり、自分も含め、4人とも同じ歳である。


同窓会員であるが、本年9月28日現在の、山形支部(山形県)内の、名簿登録会員(東海大学卒業生)は、1325名である。


その後、東海大学同窓会副会長・東海大学常務理事の後藤俊郎先輩が講師となり、「松前重義と代々木校舎」という講演会が開催された。



後藤常務は、東海大学政治経済学部の1期生であり、自分が最も敬愛している本部理事のお一人。

現在は、理事長室長もされており、まさに東海大学の中心的な人物である。

これまで、様々な無理なお願いをしたが、後藤俊郎常務は、すべて即断即決で答えを出してくださった。

自分も、自分の次男も、政治経済学部卒業なので、直系の先輩。

だから、いつも頼ってしまう。

10月5日(水)の、東海大学山形高校の第60回の創立記念日に、是非、今年のリオデジャネイロのオリンピックのメダリストを派遣して欲しいと、後藤俊郎常務に直接お願いしたところ、あの大活躍した男子60キロ級の銅メダリストの高藤直寿氏が来校され、パスラボ山形ワイヴァンズのキャプテン佐藤正成選手と、記念トークショーを行うことが可能となった。

とても大変な壁を越えていただき、後藤俊郎常務には感謝しかない。

高藤直寿メダリストにも、山形県にいらしていただくこと自体が、感謝感激である。




さて、講演会。
テーマは、「松前重義と代々木校舎」


まず、後藤俊郎常務と、松前重義総長との関係。

学生時代もいろいろあられた話も感動的であるが、1975年から、1991年までの16年間、松前重義総長の秘書室長として使えたのが後藤俊郎常務である。



松前重義という方は、やはり傑出した人物であり、素晴らしい偉人であったと改めて再認識したのである。

大正14年東北帝国大学を卒業し、逓信省に入省、最後は逓信院の総裁を二日だけ務め、そのせいで公職追放。

逓信省時代は、内村鑑三氏に傾倒し「聖書研究会」に入る。

また、デンマークの哲学に触れて、「社会インフラの整備の重要性」に気がつく。

それらの体験を通して、「人はいかに生きるべきなのか」を考える。

技術者の必要性も強く感じ、1943年に静岡県に航空科学専門学校を作る。

翌、1944年に、東京府中に、電波科学専門学校を作る。

翌、1945年に、東海科学専門学校に名称を変え、翌1946年から大学をスタートさせる。

1949年から、国立大学がスタートするのだが、松前重義総長の先見性には驚くばかりである。

そして、1946年から1951年まで公職追放。

1952年に東海大学理事長となる。

その年に、熊本1区から、衆議院議員に立候補して当選。

その後も、1958年10月に日本初の FM局を作り、その年の12月31日に、ベートーベンの「運命」を、初めてFMラジオで放送する。

今のFM東京であり、今も筆頭株主は東海大学である。



早稲田大学を作った大隈茂信、慶應義塾大学を作った福沢諭吉。

その二人に並ぶ、いやそれ以上の功績があると感じた。

国際柔道連盟会長や高野連最高顧問など、スポーツにも興味を持たれ、まさに文武両道の人であった。

以前は、松前の大風呂敷と言われたが、ことごとく実現していった。



その他にも、原子力や農民教育にも、多額の投資をする。

とにかく、男子の本懐どころではなく、男子の極みである。



ここに、イギリスのQS社が、世界の18000の大学を対象に、世界大学ランキングを作った。

5パーセントの中に、日本の大学は39大学が入る。
(日本には大学が876大学ある)


東京大学は34位、京都大学は37位。

私立大学は、たったの7大学だけが入った。

早稲田大学、慶應義塾大学、青山学院大学、同志社大学、立命館大学、東京理科大学、そして東海大学である。

国内ランキング3位以内に入る東海大学の医学部病院、ソーラーカーやロボット等の工学部門、メタンハイドレード等の海洋工学部門、オリンピックやインカレなどのスポーツ部門、社長排出率国内9位、大学の部門の多様性など、総合評価ランキングである。

松前重義総長と、後藤俊郎秘書室長の二人三脚、また、そのチームのスタッフは、まさに、精鋭部隊のような力を発揮し、歴史を刻んできた。

そんな、母校の凄さを、再認識した夜であった。


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