12月5日(土)、いよいよ田中光敏監督作品、『海難 1890』が公開される。
それに先駈けて、ムービーオンやまがたでは、主演の内野聖陽さん、忽那汐里さん、そして田中光敏監督の舞台挨拶が行われた。
内野聖陽さんとお話した時、とても懐の深い人間力を感じた。
田中光敏監督、内野聖陽さん、忽那汐里さんからは、この映画が日本とトルコの合作で製作されたことや、日本の先人達が残してくれた目に見えない遺産が、それから約95年後に日本人を助けてくれることになるストーリーに触れ、この映画に参加できた喜びを語ってくれた。
1890年9月、オスマントルコ帝国の親善訪日使節団を乗せた「エルトゥールル号」が、帰国の際、和歌山県沖で台風に遭遇し、船は大破し沈没。
乗組員600人以上が暗い海に投げ出され、約500人を越える死者を出す。
当時としては、世界最大規模の海難事故となった。
地元住民たちは、台風の高波の中に身を投じて、献身的な救助活動を行い、69人の命が奇跡的に助かったのである。
それから95年後、1985年3月、イラン・イラク戦争が長期化するなか、サダム・フセインは、上空を飛ぶ飛行機を無差別に攻撃すると宣言。
日本は、現地に300人以上残された日本人に、救援機による派遣を即断できずにいた。
その時、トルコへ日本人救出を依頼したのを受け、オサル首相の英断により、トルコから救援機が向かう…。
95年前の命がけの救出が、まさにこの時、奇跡的な物語を生んだのである。
是非、今日公開なので、ご覧いただきたい☆
当日のお昼は、「三津屋」にて田中光敏監督とそばを食べる。
監督いわく、カレーのつけダレがとても美味しいとのこと。
田中光敏監督作品は、「火天の城」「利休にたずねよ」
どちらも、光と影にこだわっていて、美しい映像の流れを作る監督である。
忽那汐里さんは、思っていた女優さんとはまるで違い、賢くてバイリンガルで楽しい明るい人であった。
夜、皆で「佐五郎」で、すき焼きを食べたが、「凄く美味しく感激した」と、話していた。
この、奇跡のストーリーに、どれだけの人が涙するのだろうか…☆
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いよいよ公開!『海難 1890』奇跡の実話
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