眠れる本能-MAD-を呼び覚ませ!
そんなコンセプトが、この映画を観ると、心の奥底で静かにしている何かに共鳴し、いつしか、映画の登場人物と同化し、熱狂している。
まさに、非日常の世界に、放り出される。
文明が滅び、荒廃した世界を舞台にした、伝説的な『マッドマックス』シリーズの創始者、ジョージ・ミラーが、暴走する極悪と戦う、マックスの世界を蘇えさせる。
極悪の支配者イモータン・ジョー。
彼を、神として受け入れないものは、皮を剥ぎ、服従しないものは殺す。
無法地帯の絶対的な独裁者。
イモータン・ジョーの子どもを産むために所有された5人の女たちを助け出す、イモータン・ジョーの施設軍隊の片腕の女性大隊長フュリオサ。
最初は、マッドに疑心暗鬼であったが、いつしか信頼が生まれ、共に戦う。
シリーズ4作目の本作品は、『怒りのデス・ロード』
生きるか?死ぬか?
常に、その選択を迫られる。
1979年、誰もが注目しなかった中で公開され、大反響を呼び起こした。
殺伐とし、朽ち果てた景観、理屈抜きのアクション、最小限のセリフ…ミラーが描いたのは、まったく新しいジャンルだった。
前作から10年以上の時を経て、再びマッドマックスが帰ってきた。
『北斗の拳』原作者の武論尊氏いわく…ヒーローは、絶望や荒廃の中からしか生まれない。
『北斗の拳』はの世界観、『マッドマックス2』の影響があり、お互いがパクリあっていると言う。
どちらの作品も、生きる為に、いかに強くあらねばならないかを問う、レジェンドである。
是非、日常のモヤモヤ感やストレスを、発散して欲しい。
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映画『マッドマックス』
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