昨夜はスタッフ矢作が不調の為に、スタッフ安部が一緒だった。
そして、久々のメガネをかけた三沢室長と、年末の様々な打ち合わせをしながらシベールにてパスタを食べる。
様々な話をしたのでパスタを撮るのを忘れ、デザートを食べる三沢室長を撮る。
今、自分の仕事を理解してくれる第1のスタッフであり、「こうして欲しい、ああして欲しい」と言う願いを、それ以上のレベルで、返してくれるよう努力してくれる。
頼もしく、会社全体の中心的な位置にいて、グループ会社も含めて把握してくれている存在である。
その後、ムービーオンへ行き、映画『ホビットの冒険3部作の最終話』を観る。
この『ホビット』3部作の前のシリーズ作が、あの米アカデミー賞に輝いた『ロード・オブ・ザ・リング』3部作である。
しかし、時代背景は、『スターウォーズ』と『エピソード1、2、3』との関係と同じであり、『ロード・オブ・ザ・リング』の前の中つ国の物語が、今回の『ホビット3部作』なのである。
監督、製作、脚本とも、ピータージャクソン氏。
2001年から2003年まで『ロード・オブ・ザ・リング』を世に出した、世界で最も成功を収めているフィルムメーカーのひとりである。
米アカデミー賞において合計30部門の候補となり、前3部作の3作品目では、作品賞を含め、17部門での受賞という偉業を達成した。
その後、スピルバーグなどとコラボっていたが、2012年に『ホビット-思いがけない冒険』、2013年に『ホビット-竜に奪われた王国』、そして今回の『ホビット-戦いのゆくえ』である。
前シリーズ3部作に続く『リング』の物語。
ホビット族の、ビルボ・バギンズのアドベンチャーである。
今年2014年、『ホビット-決戦のゆくえ』で、シリーズ最終章が公開され、話題騒然のイチオシ映画でもある。
『中つ国』を舞台にして大決戦に挑む5軍の命を賭けた戦い。
ドワーフの王、トーリン・オーケンシールド。
森のエルフの王、スランドゥイル。
レゴラスの父でもある。
凄惨な戦いの最期を決定づけたのは、…信頼、そして愛。
それがあるから、少しばかりの勇気を持ち、運命を変えていく。
そんな、何故か清々しい気持ちになった映画だった。
これで、2001年から2014年までの約13年の間に、6本の作品を観たのだ。
『リング』が、行き先を決めるのではなく、自分の心が行き先を決めるのだ…と、思う。
自分自身も、13年の長い旅が終わり、自分の家に戻ったような気がした。
実は、今から13年前は、現在の秘書広報室を経営企画室と読んでおり、当時は経営企画室の渡辺聡、斉藤健、竹田茂宏、鈴木淳予などのメンバーに加え、まだ入社したばかりの三沢も一緒に『ロード・オブ・ザ・リング』を観たのであった。
その頃は、セブンプラザビルの上にある『イータ』で観た記憶があり、まだ自分達が『ムービーオン』という会社を設立する意思すらなかった時代である。
スタッフ安部は、昨夜初めて、これらのシリーズ映画を観たと言っていた。
最初から最期の6話目までを、三沢室長と観たこと自体が、不思議な時間の流れを感じたのである。
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『ロード・オブ・ザ・リング』から『ホビット』までの13年。
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