7月15日(火)、山形県内で映画を営む全映画館の8サイトの責任者が、ムービーオンやまがたに集まった。
山形県興行生活衛生同業組合の平成26年度総会が開催されたのである。
自分が理事長として、現在は山形県の代表となり、他の旅館、料理、麺類、美容、理容、食肉、寿司、クリーニング、喫茶、社交業の11団体の理事長の皆さん達と、山形県生活衛生同業組合と、生活衛生指導センターを組成しており、厚生省が所管省庁であり、山形県からも職員が出向されている。
副理事長は、鶴岡まちなかキネマの小林社長が継続することになった。
ムービーオンからは、渡辺常務が理事で、藤木支配人が常任理事兼事務局長。
イオンシネマ関係は、左からイオン米沢の鶴井総支配人、イオン三川の山脇総支配人、イオン天童の阿倍総支配人、そして、東北エリアマネージャーの木村氏であり、各総支配人の3名が理事につく。
今年から組合に参加したのが、フォーラム関係の3サイト。
右から、フォーラム・ソラリス代表の長澤裕二氏、長澤純常務、フォーラム山形・ソラリス森合総支配人、フォーラム東根堀総支配人である。
理事は3サイトから3名就任する。
他に、鶴岡まちなかキネマの畠山支配人と、ムービーオンの荒井朋美総務部長が監事として出席。
興行組合としては、全8サイトからの出席は初めてであり、14名の参加となった。
長澤裕二氏と話すのは、ムービーオンを設立前から、約8年ぶりであり、モチロン彼がムービーオンやまがたに足を踏み入れたのも初めてである。
会議中も様々な議論や質疑応答はあったが、かえって最後は、全8サイトの考えは同じ方向を向いたようだった。
ここ10年間、2千億円から成長しない興行マーケットを鑑み、やはりパイの奪い合いだけに全力を傾けるのではなく、映画鑑賞者、つまり映画ファンを倍にして、4千億円産業にしなければならない…と理事長として力説した。
アメリカは1兆円産業である。
長澤裕二代表からも、各館の潰しあいではなく、次の世代の為にも、今こそ興行組合の全体活動が、マーケットの拡大と、ファンを増やす取り組みとなるという、今の組合の理念を理解してくださったようであった。
その後、何人かは帰られたが、みんなで山形の老舗料亭『亀松閣』での懇親会。
季節感を表す料理が、いつもながら素敵である。
お造り。
煮物も美しく、そして美味しいのだ。
今日のメインは、『鱧(はも)』の冷しゃぶである。
笹原社長兼板長が、鱧をさばく。
まさに、素晴らしき包丁さばきである。
最高の鱧であり、声が出なかった。
鰹だしのタレに薬味を入れて、たっぷり鱧にタレをつけて食べるのである。
まさに夏バテ予防やスタミナ回復をする力が湧いてくる料理である。
ちょうど7月下旬からは夏休み興行である。
県民に対するスクリーン数は、全国一の山形県。
つまり、映画館同士は、日本一激戦区である。
各館は経営も大変だが、だからこそ、映画ファンを増やすことをみんなで考えることが、大切な価値であると思う。
これから山形の映画館は、新しい時代へ、間違いなく突入するのである。
そのスタートに7月15日がなればいいと思うのであった。
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8つの映画館主が大集合☆
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