文化庁の採択事業である、第1回山形市文化遺産塾実行委員会が、6月27日(金)の午後4時から、大沼百貨店の会議室で開催された。
大沼百貨店の児玉社長が実行委員長で、芸能学会の三隅会長、東北芸工大の古澤副理事長、下田NHK元伝統芸能チーフプロデューサー、元伊勢丹の鈴木常務など、素晴らしいメンバーで構成されており、自分は、その末席の委員として参加した。
3年計画のプロジェクトであり、山形の文化遺産の情報発信などや、文化的な人材教育を柱としていくとのこと。
初打ち合わせの後に、大沼の児玉社長と鈴木会長から、日本酒に通じた方の店である『水鳥』に初めて連れていっていただく。
(移動の際、大沼百貨店の紳士服売場にちょっとよらせていただいたが…)
古澤茂堂弁護士(芸工大副理事長)も、初めて来た店とおっしゃっていた。
『八海山泉の地ビール』で乾杯。
お通しが、モロキュウなのだが、トゲトゲのキュウリが美味しく、山形市の北にある中野地区産だそうだ。
グラスの盃が3個ずつ全員の目の前に置かれ、異なる種類の『十四代』を天主の布施さんからついでもらう。
自分は、アルコールがダメだが、この時は、やけに美味しそうに見えて、少しずつ頂いた。
大沼百貨店の鈴木会長(元伊勢丹の常務)は、とても面白い方で、話がサクサクと進むのである。
金華山沖のカジキマグロ。
板わさとアワビの刺身。
これには驚いたが、河北町の溝延にある、頑固な豆腐屋さんの『秘伝豆』の豆腐だそうで、塩で食べる。
どれもこれも、日本酒の深みを引き出す肴である。
少しずつ、盃一杯の日本酒が美味しく感じてきた自分であるが、いつか、また『水鳥』にお邪魔したいと思ったのである。
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日本酒の隠れ家『水鳥』
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