先日、友人の放送作家である小山薫堂さんと、オレンジ&パートナーズの軽部政治副社長より、京都の下鴨茶寮の「鱧しゃぶ」が届いた。
5月5日の息子の結婚披露宴では、小山薫堂さんより主賓のご挨拶を賜り、久しぶりに聞く「幸せと感動を贈るメッセージ」は、参加者の皆さんからは大絶賛であった。
大学を卒業した息子は、小山薫堂さんと軽部政治さん率いるオレンジ&パートナーズへ入社し、人生を豊かにする「企画」を学んだ。
その小山薫堂さんは、YMF山形国際ムービーフェスティバルの審査委員や特別顧問として、現在も山形の映画文化へご支援を賜っている。
原作・脚本を手がけた映画「おくりびと」は、山形県ロケ作品で、本場アメリカのアカデミー賞を獲得したのである。
東北芸術工科大学の企画構想学科を立ち上げたのも、小山薫堂さんである。
ご本人も当時のことを振り返っておられたが、山形県とは、「おくりびと」「東北芸術工科大学企画構想学科」「山形国際ムービーフェスティバル」と、3つのご縁が出来上がったのである。
そんな中、息子の社会人としてのスタートが、小山薫堂さんが立ち上げたばかりの「オレンジ&パートナーズ」であった。
その頃は、夜中まで、小山薫堂さんや、軽部政治さん、萩尾友樹さん等と、様々なことを話し合った。
安政三年の創業以来、京料理の味を守り、四季のうつろいと心を器に盛り続けている下鴨茶寮。
これまでも、美味しいお節料理や、佃煮などもいただいた。
今回、旬の鱧と京都の伝統野菜が届いた。
出来上がった鱧鍋は、感動的に美味しかった。
一緒に添えてあったお出汁やポン酢も美味しく、鍋のあとの雑炊は絶品であった。
京都からこんなに離れている山形で、こんな美味しい鍋が食べられる。
今の時代の素晴らしさであろう。
ネットで調べたら、お取り寄せもできるという。
是非、また季節の料理を食べようと思ったのであった。