3月21日の春分の日、彼岸の中日。
午前中に、塩竈市長の佐藤光樹氏が、わざわざ山形市まで、父の彼岸のお参りに来てくださった。
義理堅く情に厚く、政治信条も素晴らしい方である。
父である吉村和夫は、山形市長選挙で山形市を二分する激戦を経て、3度落選し4度目で当選した。
佐藤光樹氏の父上も、塩竈市長選挙で3度落選されたのである。
その後、父の跡を取り、県議会議員となる。
そんな境遇も、弟と通じ合ったのだろう。
落ち込んだ塩釜の海産物の販売促進の為に、佐藤光樹氏が先頭に立ち、当時のケーブルテレビ山形に来られた時である。
その後、東北ケーブルテレビネットワークが主幹事として開催している「山形国際ムービーフェスティバルYMF」には、宮城の若手県議団の皆さんと毎年参加してくださっているのだ。
2019年の秋、塩竈市へ対する父上の信念を受け継ぎ、現職を破り塩竈市長に当選されたのである。
現在、塩竈市の発展はもとより、震災後も続いている地震や災害対策、さらには東北の各市長村との広域連携など、地方都市としての今後について、心身を削って取り組まれている。
彼の目線はいつも市民と共にあり、また、視線の先には、未来の塩竈市の姿があるのだ。
父の政治信条は、「一志如鉄」と「分甘共苦」であった。
自分は、会社経営、スポーツクラブ経営、学校経営の立場にあり、政治とは離れているが、最終的な理念は、「人々の豊かで平穏無事な暮らし」「未来の子ども達の自己実現」であり根っこは同じである。
空の上の父に届くだろうか…。
そんな事を思った彼岸の中日であった。