自分の父は、いつも万年筆を持ち歩いていた。
文章を書くのも、メモをとるのも、サインをするのも、万年筆だったのを記憶している。
万年筆は、子どもながらに、「大人の道具(アイテム)」だなと思っていた気がする。
時代は変化し、紙のメモから携帯電話、そしてスマートフォン時代へ。
今では、万年筆を使っている方を、あまり見かけることはなくなったが、頭に浮かぶのは、ケーブルテレビ山形の番組「テレビカウンセリング」の東谷先生と、ダイバーシティメディアの秘書広報課の高橋昌彦課長である。
以前、東谷先生は、万年筆へのこだわりを語られていた。
今年の誕生日に、ある方から、とても素敵な万年筆を贈っていただく。
あまりの鮮やかでオシャレな万年筆で、とても気に入ったのだ。
パイロットの、カスタムヘリテイジSEという万年筆である。
2種類の樹脂を混ぜ固めて切削、研磨することで現れるマーブル模様には、1本として同じ柄はなく、個体ごとに異なる表情なのが特徴とのこと。
世界に1本しかないデザインらしい。
オンリーワンの価値を醸し出すブランドであり、より、思いが強くなる。
そろそろ、万年筆を使ってみよう。
…そう思うのである。
手前のボールペンは、行定勲監督と、脚本家の伊藤ちひろさんからいただいたもので、今、常に持ち歩き、愛用しているボールペン。
これから胸のポケットには、この2本を持ち歩きたいと思うのである。