10月のBリーグ開幕に向けた山形ワイヴァンズの公式カタログやタブロイド紙、さらには11月開催予定のYMF山形国際ムービーフェスティバルのパンフレット、そして年末年始のダイバーシティメディアの番組ガイドなど、これからの時期、写真の使用頻度が高くなる。
ダイバーシティメディアグループでは、各雑誌やムービーオン通信等を合わせると、山形市と天童市地区だけで、毎月7、8万部を発刊している。
そんな事もあり、数年前からは、できれば毎年、この時期に写真撮影を行う。
役者やタレントではないので、どうも照れ臭いが、使用する場面や箇所がある為、古い写真よりも、よりリアルに近い写真を使いたいと写真撮影を行う。
この日も、ダイバーシティメディアと、ムービーオンで、社員やスタッフの仕事が終わった頃から、撮影になった。
その道のプロの方は、スマートフォンで撮影するのとは違い、ライティングや構図は流石で、とても良い写真を撮ってくださる。
しかし、若い時はどんな写真でも、それなりに使えたが、年齢を重ねると、なかなか心から満足できる写真は少ない。
カメラや撮影者が悪いのではなく、自分自身の顔の柔らかさや筋肉の硬直感、肌の弾力の無さとシワの多さなどが、当初抱いたイメージとはかけ離れた写真となるのだ。
老いていくこととは、こういうことなのだろう。
悲しいかな、主観と客観の差が、どんどん広がっていくのだ。
自分は、髪も染めてないし、肌のメンテナンスもしていない、無粋な男である。
普段は、その事を気にも留めていないが、こういう時は、反省と後悔が入り乱れる。
それでも、力のあるカメラマンは、素晴らしい写真を残してくれる。
当然、修正ありだが…。
これから数ヶ月の間、どこかで自分の写真を見かけたら、この時のモノの可能性が高い。
修正ありの顔を、ご寛容いただければ幸いである。