Quantcast
Channel: 約束の地へ…Love&Peace
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4774

日本初の「自宅用ホームAED」救急の日・9月9日に販売開始!

$
0
0
昨年の新型コロナウイルス感染症拡大により、ライフスタイルが大きく変わってから2年が経った。

日本人の死因順位で、これまで2位であった心疾患は、このコロナ禍によりさらに死亡数が上昇しており、その7割が住宅で発生している。
(令和2年版:救急・救助の概況より…総務省消防庁)

これまでも、屋外や事業所で亡くなる方と、自宅で亡くなる方の割合は、ほぼ半数の50%ずつだったのが、自宅で亡くなる方が急激に増加しているのだ。



そもそも、山形県の救命率や社会復帰率は、全国平均に比べて低く、過去15年の集計では、全国40位である。


心原生心配停止からの社会復帰率では、アメリカのシアトルや、日本の佐賀県が約20%なのに対し、山形県は8.1%である。(全国平均は9%)


最近の10年間の資料では、村山地区では平均が10%であるが、他の置賜、庄内、最上地区では4%台である。



その数字を知ったのが、約3年前である。

「エー、この地域では、自分の意思や行動に関わらず、自分の命が助かる確率は、地域の社会システム上、全国の先進地域に比べて半分以下なんだ!」

「ほったらかしにできないことだ!!」と心に刻まれたのを覚えている。



友人の日本タクトの増岡厳社長と、アルムの坂野哲平社長からご紹介で、世界No.1の医療機器メーカーフィリップス社の堤浩幸社長と出会ったことによって、それまで知らなかった医療の世界を知ることになる。


堤社長は、「命を守る社会システムの構築が急務」と熱く語られ、その為には、行政、民間、医療、消防などの連携と、ファースレスポンダー(最初の対応者)の育成が必要と教えていただく。


同じ頃、日本蘇生学会理事長(当時)であり、山形大学医学部の川前金幸教授とお会いし、ご自身が会長を努める山形県のメディカルコントロール協議会の、ここ数年の取り組みによって、少しずつ状況が改善していることを知ったのである。


そして、2019年9月17日に、関係者が「SOS山形コンソーシアム」を設立し、川前教授が会長に就任したのである。



その中でも、AEDの活用の在り方が、何度も話されたが、現行の販売は、医療機関や事業所向けで高額の為、各家庭までは届かないのが現実である。


約1年半前より、堤社長と話し合いを続けて、フィリップスとダイバーシティメディアでは、家庭へ置ける「自宅用のホームAED」の普及を目指したのである。




小さくて、家族が使える容易さ、完璧な機能を備えて、ついにフィリップス社が開発・販売に漕ぎ着けたのである。


素晴らしい意義があるイノベーションだと思う。


そして、それを、日本で初めて家庭向けのリース販売をダイバーシティメディアが請け負う。


当初は、東北のケーブルテレビや、東北キャストの加入者からのスタートにしたかったが、既に全国からの問い合わせが届いている。




9月6日(月)、販売開始に先駆けて、川前教授並びに堤社長と一緒に、山形新聞社の寒河江浩ニ社長(山形県経営者協会会長・SOSコンソーシアム理事)へ、経緯説明に伺った。




この社会的な画期的な取り組みを、翌日の山形新聞では大きく取り上げて頂いた。

経済担当キャップである坂本記者の、把握力と着眼点が素晴らしい。




そして、いよいよ、救急の日である9月9日より、ダイバーシティメディアでは、各家庭向けで3千円台で販売を開始したのである。

本日の山形新聞にも、告知が載っていたので、是非、興味がある方は、お問い合わせをいただきたい。


生と死は、また寿命は、天に任せるものなのかもしはないが、人間の力で、やれることはやりたいと思う。

堤社長との出会いによって放たれた一滴の雫が、小さな波となり、いつか社会的な潮流になることを、心から願っている。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 4774

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>