そして、9月18日(土)から9月20日(月)までの3日間、山形市の総合スポーツセンターにて、『第9回東北カップ(TOHOKU CUP)』が開催される。
昨年はコロナ禍で中止となったが、今年は東日本大震災から10年の節目の年でもあるということで、特に被災された地域のクラブからは、強い開催の希望があり、最終的には「東北は一つ、バスケットの熱量で未来を拓く」をスローガンに、東北6チームが準備を進めている。
先日、ダイバーシティメディアにて、Bリーグの島田チェアマンと東北6クラブ代表による、「東北カップ」に向けた番組の収録を行った。
タイトルは、「復興〜東北はひとつ バスケットの熱量で未来を拓く」
今大会の主催は、BリーグとJBA日本バスケットボール協会であり、主管が開催地クラブの山形ワイヴァンズとなる。
自分からは、開催地であり主管クラブとして、「昨年中止となった経緯」と、「今年開催の意義」などについて説明する。
秋田ノーザンハピネッツの水野勇気社長は、東北地区唯一のB1チームを率いる。
東北カップの創設者の一人。
青森ワッツの鹿内龍治専務は、とても常識的な方であり、やはり東北カップの創設者の一人。
この日のスタジオは、凄い話になっていく。
「東北で1番強いチームはどこか?」
負けたら終わりのトーナメントであり、B1B2B3のカテゴリーが違うチーム同士がぶつかるのだ。
レギュラーシーズンでは決して顔を合わせない試合もあり、代表者トークはとても盛り上がった。
前回の東北カップ山形大会では、選手として出場した仙台89ERSの志村雄彦社長。
「あの時、準決勝の山形戦で、ブザービーターで負けました。吉村さんが大喜びしているのが悔しかった!」と話されていた。
島田チェアマンからは、東日本大震災から10年目に開催する意味や、提唱する「ディフェンスアクション」の説明があった。
「ディフェンスアクション」とは、今後、災害などが万一発生した場合に備えて、それに対応できる人づくりを、バスケットボールを通して身につけるのだ。
この取り組みを、「東北カップ」の中で、啓蒙周知を図る。
岩手ビッグブルズの水野哲志社長からは、是非参加したかったが、天皇杯へのB3チームとしての参加予定があり、「東北カップ」に岩手ビッグブルズは出場できない旨の説明があった。
代わりに、北海道のB1チームであるレバンガ北海道が参加する。
岩手ビッグブルズが出られないことはとても残念であるが、この大会から開催予定の「東北U15カップ」には岩手県チームも参加するとのこと。
今年より、福島ファイヤーボンズ社長に就任したのは、ラグビーのレジェンドプレーヤーであった西田創氏。
立居振る舞いも含めて、流石のスポーツマンである。
仙台の志村社長にも言えるが、このメンバーの話し合いは、とても居心地がいいのだ。
今回の番組のMCは、ダイバーシティメディアの鈴木淳予アナウンサー。
トーク番組を長年経験していることもあり、リハーサル無しの即本番に、戸惑うこともなく、出演者よりしっかりコメントを引き出していた。
最後の質問は、「これからのBリーグの目指すものは?」
一競技スポーツに留まらず、次世代の日本を創り上げるエンジンになってほしい。
次の時代を担う人材の育成。
バスケットボールやスポーツで、日本を元気に!
〜多くの思いや願いが溢れたのである。