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Channel: 約束の地へ…Love&Peace
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2年越しの「DREAM BEYOND THE DREAM」by ワイヴァンズ

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昨シーズンの後半戦は、山形ワイヴァンズはB2最下位であり、ブレックスから栗原選手、さらにはベトナムリーグからオールラウンダーのマイク・ベル選手を補強し、巻き返しを図ろうとしていた。

そんな矢先、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、シーズンが途中で終了し、パスラボ山形ワイヴァンズは目標を失い、関係者全員が失意のどん底にいた。

自分たちだけではなく、未知のウイルスは、様々な業界や事業体へ大きな混乱を与え、多くの人たちは、未来へ続く道を閉されたり、夢を断ち切らざるを得ない状況に追い込まれた。



正直、昨年のシーズン終了時点では、運営会社のパスラボも含め、山形ワイヴァンズを継続し、もう一年戦っていけるかすら悩んでいた時期であった。

リーグも、翌シーズン開幕すること自体も分からず、どんな形で試合を行い、どんなシーズンになるのかも決まっていなかった。

パスラボの事業計画も立てられず、選手契約も進められない状態でもあった。


今シーズンの開幕が決まり、クラブとチームが存続できたこと、観客を入れての試合ができることなど、そのことだけでも喜びであったのだ。



7月にライコビッチがヘッドコーチに正式に決まったが、コロナ禍で来日できない。

来日できても、2週間は隔離待機。
外国籍選手も、入国できず揃わない。

そんな出遅れたシーズンであった。


「今シーズンは、低空飛行でも良いから、チームを立て直して、B2で戦えるチームにしてほしい!」と、就任時にライコビッチに託した。



2021年に入り、ライコビッチの戦略が浸透し、スクーティー等の3外国籍選手が大活躍し、河野キャプテンや中島等の日本人選手たちと、一体感のワンチームになる場面が多くなる。

それにより、勝率もぐんと上がった。




しかし、上り調子の中、山形ワイヴァンズの選手とチームスタッフが新型コロナウイルスに罹患したのである。

試合のスケジュールにも大きな影響を与え、Bリーグ関係者や多くの方々へ大変なご迷惑をお掛けした。

また、2週間の入院や隔離待機で、選手たちのコンディションはかなり落ち、体力の復活や試合感覚の戻しには、かなりの時間を有したのである。




けして順風満帆ではなく、何度も座礁に乗り上げられた状態でも、ずっと変わらぬ応援をいただいたのが、ブースターやファンの皆さんである。

また、ほとんどのスポンサーの皆さんからは、コロナ禍で厳しい中、これまで同様の応援をいただいている。

感謝しかない。


それらが、選手たちにとって、どんなに戦いに臨むパワーの糧となり、大きなエネルギーになっているだろう。

合わせて、フロントやチームスタッフも、負けられない気持ちになるのである。


大きな夢に向かって、何年かかっても、進んでいきたいと思う。



昨日の試合は、山形ワイヴァンズにとっても、ライコビッチHCにとっても、真骨頂の試合であった。

ディフェンスもとても良かったし、オフェンスもボールが回っていた。


今、山形ワイヴァンズが目指しているスタイルである。


残り2試合、山形ワイヴァンズらしくあって欲しい。


DREAM BEYOND THE DREAM
夢の先には、必ず、夢の続きが待っている。


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