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コロナ禍の中「YMF山形国際ムービーフェスティバル」開幕!

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いよいよ、11月13日(金)より、第16回YMF山形国際ムービーフェスティバルが、ムービーオンやまがたにて開催された。

新型コロナウイルス感染症により、日本中の映画祭や各種イベントなどが延期や中止に追い込まれる中、多くの方々の熱意やご協力により、2020年、今年も開催に漕ぎ着けられたのである。



初日のこの日は、第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した黒沢清監督と、第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した行定勲監督が来場された。

山形国際ムービーフェスティバルはもとより、山形県の映画文化にとっても、お二人が同じ新幹線で同時刻に山形県に入り、ムービーオンに来場されたことは、歴史に刻まれる記念すべき名誉なことである。

お二人からは、「よく困難な状況の中で映画祭を開催してくれた。」「とても良い機会を作ってくれた。」と、ありがたいお言葉をいただいたのである。



日本映像事業協会の森澤会長、ホリプロの堀社長、吉本興業ホールディングスの大崎会長と岡本社長、オフィスウォーカーの岡本社長から、毎年、お祝いの花を頂戴し、心より御礼を申し上げる。

また、多くの皆さんより、お祝いや贈り物を賜り、重ねて御礼申し上げたい。



今回のYMF山形国際ムービーフェスティバルでは、映画祭のリアル開催を行うと同時に、新型コロナウイルスの感染防止対策をしっかりやるという2つのミッションを実行した。

館内における、コリドール入口とシアター前の2カ所での検温チェックや、消毒や換気の徹底は、これまで以上に力を入れた。
また、関係者とスタッフには、YMF特性マスクを常時つけていただいた。

特に、新型コロナウイルスの対策では、東京から来られる審査員や特別顧問の皆さんやゲストの皆さんが来場するとすぐPCR検査を行ってもらい、山形に滞在中、会話も飲食も安心して過ごせるように図った。

それによって、利用する食事場所や宿泊場所にご心配やご迷惑をおかけせず、何よりもYMF自体の安全開催を目指したのである。

3日間で、全45人がPCR検査を受け、全員が陰性であった。

ご協力に、心より感謝申し上げる。



初日の招待作品は、坪川拓史監督の「モルエラニの霧の中」(2021年2月6日公開予定)を、先行上映。

モルエラニとは、アイヌ民族の言葉で、「小さな坂道をおりた所」という意味。
この作品は7話で形成されており、北海道の懐かしい風景や普遍的なテーマが、春夏秋冬の物語として描かれている。

坪川拓史監督は、14年ぶりの山形国際ムービーフェスティバルへの参加である。
前回の来場時は、まだ「シネマ旭」であり、その年の2006年は審査員もしていただいた。

YMFアンバサダーの女優の菜葉菜も来場し、坪川監督と舞台挨拶を行う。
菜葉菜は、今年映画祭が開催したことに触れて、話している最中に思わず涙が零れ落ちた。



YMF山形国際ムービーフェスティバルは、「才能よ、雪に埋もれるな。」をテーマに、新人監督による登竜門と位置づけられ、1億円のスカラシップ権利を獲得する為のコンペティションに応募が寄せられる。

エンツォ・フェラーリのデザイナー奥山清行氏のデザインを、山形鋳物の菊地保寿堂が製作したトロフィー。

今年は昨年を凌ぐ223作品が寄せられた。

これまでのスカラシップ作品は、11作品である。
1000万円の2作品が最高額であり、2014年のグランプリ受賞監督が、現在それを超える予算で最終段階に入っている。


YMFのもう一つの柱は、旬の映画や話題作の招待作品の上映である。
今回も、素晴らしい招待作品が上映される。



夕方からのオープニングセレモニーでは、運営委員長の自分から、開幕に至るまでの経緯や思いを述べさせていただく。

今春の映画館としては類を見ない「休館」
二度と映画が上映できないのではないかという不安と恐怖。

山形県の8映画館の内、鶴岡まちなかキネマが閉館になったことや、映画界全体が、新作公開の延期や撮影の中止などが相次いだこと等、新型コロナウイルスは、大きな爪跡を残したのである。

7月には、今年のYMFは「中止」の方向に傾いたが、若手監督の応募作品が、1本、また1本と送られてきて、いつしか昨年を上回った。

この事は、自分たちにとっては感動的なサプライズであり、心が熱くなった。

その後、審査員や関係者の皆さんからも、開催への熱いメッセージが届いたのである。


「リモート開催」か「リアル開催」か…。

最後まで悩んだが、最後に俳優の船越英一郎さんやプロデューサーの古賀俊輔さん、行定勲監督が強く背中を押して下さり、今回の開催になった。

〜そんな話しながら、かなり感情を揺さぶられたが、会場を埋めた皆さんへ感謝を申し上げ、開幕のご挨拶を行う。



山形国際ムービーフェスティバル特別顧問の行定勲監督からは、「よくぞこのコロナ禍の環境下で開催に踏み切った!」と、主催者及びスタッフへ、賞賛と感謝の挨拶をいただく。

行定監督自身が、「くまもと復興映画祭」を運営していることもあり、主催者側の苦労について述べるとともに、こんな時期だからこそ、「映画と向き合ってほしい」と話したのである。



そして、オープニングムービーは、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞作品の「スパイの妻」の上映と、黒沢清監督の舞台挨拶である。

こんなにもホットな映画を、世界の黒沢清監督の舞台挨拶を添えて鑑賞できるとは、光栄であると共に、何と贅沢なことなのであろうかと思わずにはいられない。

何と言ってもスケールの大きさ、さらにはCG無しの素晴らしいセットや街並み、そしてカメラワークや画角も楽しめる作品である。



コロナ禍でのYMF山形国際ムービーフェスティバルの開幕。

新たな地方での映画祭の在り方を、試みた3日間となったのである。

今年のテーマは、「今、私たちにできることを!」




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