今、映画「劇場」が話題になっている。
先週の7月17日(金)から、全国の20の映画館での公開と、アマゾン・プライム・ビデオの配信が同時にスタートした。
山形県内は、ムービーオンで上映中である。
公開と配信を同時にスタートすることは、とても異例なことであり、新型コロナウイルス感染症がもたらした新しい流れである。
新型コロナウイルス感染拡大により、春の公開が延期され、未だに十分な興行収入は見込めない映画館の客足。
さらに、何度も宣伝費もかけられないなど、まるでこれまでとは違う状況である。
当初は、全国の300の映画館での公開予定であったが、その後の延期の議論からアマゾン・プライム・ビデオ単独配信が急浮上したのであった。
しかし、行定勲監督は、「劇場は、映画館で観てもらう為に作った作品で、様々な仕掛けがある」と、映画館での公開にこだわったのだ。
結果、関係者の理解もあり、全国20箇所での7月のみの限定公開となったのである。
この機会にしか、映画館では観られない作品となったのである。
言い方を変えれば、永遠の中で劇場公開は、今だけなのだ。
行定勲監督は、今回の「劇場」公開までの紆余曲折した裏話を、ダイバーシティメディアの「ライブバイキング」にリモート出演し、山田夕美子キャスターの質問に答えてくれたのだ。
山崎賢人、松岡茉優などの演技や、描きたかった人物像なども話していただく。
山崎賢人が、初めて表現した、彼自身の中にある、混沌とした感情や、理想と現実の中での鬱屈した不安や怒りなどについても、詳しく教えていただいた。
コロナによって進化した、リモートシステム。
この日は、ズームにてのインタビューである。
今後も、多くの方々から、出演していただきたい。
ドラえもんの「どこでもドア」のような感じもしている。
世界中の誰とでも繋がるのである。
ムービーオンのオリジナル企画として、7月23日(木)の祝日から、映画「劇場」の上映前に、毎回「行定勲監督のメッセージ」が流れることになった。
是非、ムービーオンにて「劇場」を観て欲しい!