7月16日(木)、午前中のアポイントが終わり、ダイバーシティメディアに戻る車中、秘書の後藤君に「昼食に、げそ天そばが食べたいな〜!」と言ったら、「私も、ちょうど、げそ天そばを食べたかったんです!」と返ってきた。
だったら、探そう!…と、スマホで探す。
以前は、流通団地に「伊勢屋」というそば屋があり、月に1、2度は伺い、げそ天そばをいつも食べていた。
また、ムービーオンの側には、「吉水庵」というそば屋があり、そこでは、そば定食を食べていたが、いつもげそ天が付いていた。
どちらも店が無くなったが、どちらの味も懐かしく、時々思い出すのであった。
何故か2人が同時に思い描いた昼食。
「げそ天」
ググったら、山形大学前「丸五そば」と出てきた。
ダイバーシティメディアまでの帰り道であるので、行ってみようということになったのだ。
自分の親友の家が、すぐ近くにあった。
高校時代に、親友の家に集まった仲間たちが、山形大学前にあった公衆電話から、「憧れの女性へ告白」をしていた。
電話している仲間を、遠くから見ていて、その結果に一喜一憂していたのを覚えている。
当時は、彼女とコンタクトを取る手段は、家電しかなかった時代。
彼女へ電話を取り次いでもらうには、相手のお母さん。
(たまにお父さんが出ると、みんな「間違いました」と電話をすぐ切る)
だから、お母さんからは、電話口で、信頼を勝ち取らなければならなかった。
メール、フェイスブック、ツイッター、インスタ、ラインというアイテムやツールは存在しなかった時代。
案外それが、コミュニケーション能力を高めたかもしれないと思う。
そんな熟知している場所と思っていたが、一度も「丸五そば店」には、お邪魔したことはなかった。
だから、「来るべき場所に来た!」感が強く、とても嬉しかった。
げそ天は、サクサクと香ばしく、イカ自体は柔らかく、上品な天ぷらであった。
食べ終わった時は、2人とも大満足。
「次も、必ず来よう!」と、秘書の後藤君と話し、店を後にしたのである。