1986年3月1日に出会った弥生(波瑠)と太郎(成田凌)
お互いに惹かれ合いながらも、親友のサクラを病気で亡くしたことで想いを伝えられずに、別々の人生を選んだ2人。
幼い頃からずっと見ていた夢に向かい、漕ぎ出すのも束の間、結婚と離婚、夢も破れ、さらに東日本大震災で大切なものを失う。
誰よりも正義感が強く、仲間を守ってくれる女性だった弥生。
人生の荒波の中で、すべてを諦め、守るものも無くし、大きく人生が変わっていく。
自分の母は、石巻女子高の出身で、多くの親戚が今も石巻市に住む。
だから、この映画が、とてもリアルに感じたのである。
2人の30年間を、3月の春のシーンで綴るこの作品は、東北の風土や歴史を感じさせてくれた。
現在、ムービーオンで上映中。