3月18日の第3水曜日は、ダイバーシティメディアのグループが昨年から導入した「リフレッシュ休暇」である。
年間で10日の平日のリフレッシュ休暇で、日頃できなかった事象をこなす。
映画や温泉、あるいは家庭内の所用でも良い。
お彼岸の入りが昨日だったので、自分は、昨年から伺っていない、妻の実家の「大曽根の古館・山二醤油醸造と大曽根餅つき保存会」を訪ね、仏壇に手を合わせたいと思っていた。
家を出て気づいた。
まだ、蕾もあったが、春の陽気に誘われて、生命力いっぱいに咲き出したのである。
生命が佇むところに、表現する言葉は不要であると、作家の宮本輝氏は書いていたが、まさにそれだけのみずみずしさを感じた。
山形市の西に位置する、大曽根・古館。
田畑が広がり、山が近く感じる。
義母のお参りをする。
買ってきたはなを飾るが、東京の義妹から毎年届く花が既に飾られていた。
義兄もおり、義姉もいた。
義母の仏壇の周りに、3人の子どもたちの想いが重なる。
義兄は、山二醤油醸造の社長で、「魔法のしょうゆ」「つけつけだれ」などのヒット商品を開発販売している。
合わせて、幻の餅米「奥白玉」をついた餅を振る舞う「大曽根餅つき保存会」の会長も務める。
義姉は、「さとみの漬け物講座」を開設しており、味噌づくり講座も合わせて引っ張りだこである。
義妹は、東京都銀座で、「山形田」という蕎麦屋を営んでいる。
やはり、料理や食品関係である。
これは、やはり、義母の料理が美味しい極みであったことを証明しているような気がする。
とても料理が上手であった。
心も素晴らしく美しく、賢い方であった。
皆さんと、久しぶりに、ゆっくり話せた。
買い物の為、2ヶ所を回って帰宅。
亡き父の仏壇に手を合わせる。
今年で18年目である。
手を合わせた。
弟の妻、娘と次男が来た。
皆んながお参りしてくれる。
やはり、父も家族から愛されていた。
夜、弟と同じ会合へ。
仲間たちと、コロナ対策に全てを傾注することを語り合った。
自分のことより、今はみんなのことを考えなければならない。
様々なことに、思いを馳せたお彼岸であった。