11月14日(水)、立谷川工業団地にある東ソー・クォーツ株式会社を訪れた。
東ソー株式会社の100%持ち株会社であり、機能商品事業の中の石英加工品事業を担っているのが、東ソー・クォーツ株式会社である。
1936年に日本石英硝子株式会社が設立され、翌年に山形工場操業を開始、1970年立谷川工場(現本社・山形製造所)操業開始、2000年東ソー株式会社の子会社となり、翌2001年に社名を東ソー・クォーツ株式会社に変更。
歴史があり、何よりもモノづくりが、今では世界の最先端の半導体や、石英ガラスの多様な製品を作り上げている。
話を伺えば伺うほど、石英ガラスという素材のチカラと、高度な技術力に驚くばかりであった。
こんな凄い企業が、山形に在ることが、誇りに思えたのである。
会社訪問の夜、老舗料亭「四山楼」にて、畠山尚志社長、秋山智幸取締役、井上元一取締役と会食の機会をいただく。
とにかく知らないことが多すぎた。
そして、自分たちのメディアとも、多いに関係が深い会社であることも分かった。
「以下、東ソー・クォーツ株式会社のホームページから」
4Kテレビのバックボードには、石英ガラスが使われる。
畠山社長のご説明だと、石英ガラスがもっともエントロピーを制御できる素材とのこと。
また、画素数が200万画素から800万画素に飛躍的に増加する。
映像やデータのソフトは、データが多くなっても、MPEGで圧縮する。
しかし、スマホやテレビそのものは、半導体を重ねながらデータ量を増やすそうだ。
今は96層から128層へという時代だそうだ。
その生産技術が、ここ山形県にあったのである。
山形市、酒田市、米沢市。
世界にも拠点が複数ある。
B to C、つまりコンシューマに、キチンと会社のコンセプトを伝えることが重要であると話される。
業績は素晴らしい伸びを示しているが、モノづくりの基本を学ぶ人づくり、会社の強みや魅力の広報、働き甲斐や福利厚生など、様々な課題を解決すること、そして、直近に迫ったAI稼働による生産性の向上や世界展開など、これからの事業展開も話してくださった。
自分たちの事業説明もさせていただき、合わせてパスラボ山形ワイヴァンズのスポンサー協力への感謝と御礼を申し上げたのである。
いくつか協力できる案件がいくつかあった。
畠山社長は、静かだが熱量が多い方であり、聡明でキレがあるシティボーイ。
とても有意義な1日であった。