10月27日(土)、浄光寺、玄妙寺のご住職であられる畑栄明氏。
約30年前、山形市に住む30歳前後の若者達が、Young Yamagata Yoshimura…の「Y」の頭文字をとって「Yの会」を組織した。
会員は20代、30代を合わせて2万人を超えた。
24年続いた県都山形市の同一市政に、風穴を開けて、経済や教育の閉塞感や、様々な長期政権による弊害を、払拭しようとの熱い思いが、当時の若者たちに蔓延していた。
若者が、政治に声を上げるという、ムーブメントが起きた。
その長期政権に挑んだのが、山形市地区で山形県議会議員選挙で、4期連続トップ当選をしていた、当時50歳になったばかりの、父、吉村和夫である。
3回挑戦し、3回とも僅差で敗れる。
県都の首長選挙では、日本で唯一であった。
長期政権の根っこの深さと強さに打ちひしがれていた。
その後、長期政権の後継の方の周囲が、市役所の中で贈収賄をし、逮捕された…山形市で起きた約20年前の出来事。
父は、県議会議員に戻ったが、その後、4度目の挑戦という「信念」というしかない快挙に出たのである。
山形市を少しでも良くしたい!次世代に誇れる山形市を創りたい!…まさに「一志如鉄」であった。
父は69歳で初当選した。
山形市長となってからは、病気で亡くなるまでの約3年半、獅子奮迅の活躍だった。
第1回目の挑戦の時、選挙対策本部長には、畑栄明氏のご尊父、畑栄運猊下が就任された。
そして、2万人の若者達のリーダーとして、Yの会会長として先頭に立たれたのが、畑栄明会長であった。
畑栄明氏の本気になった時の「胆力と信念」は、他者を寄せ付けない存在感とオーラがある。
弁舌は、ご尊父の栄運猊下譲りの、政治家以上のモノがある、
自分が知っている中では、圧倒的に人の心に響く演説をされる。
畑栄明氏を、親友の北山形青果市場の佐藤明彦社長と囲んで撮る。
ご子息の畑栄典氏と、横浜国立大学で同じゼミで学んでいらした近藤瞳さんとの結婚披露宴が、ホテルメトロポリタン山形で行われた。
約200名の方々が、ご両家並びに新郎新婦を祝福したのである。
畑栄明氏の両家を代表したご挨拶では、様々な迷いや苦難を乗り越えて、浄光寺と玄妙寺を後継として仏門に入られた栄典氏と、ご一緒に山形まで来られた瞳さんへの感謝が滲んでいた。
お招きいただいた方々は、日蓮宗の方々、檀信徒の方々、新郎新婦の友人知人。
その中で、畑栄明氏の友人として、自分は参加した。
畑さんの妹、雨宮良ちゃんの奥さんの玲子さんと、従兄弟と板垣淳史氏と。
玲子さんは、同じ年齢の昔からの仲間である。
新郎栄典さんと、その姉、畑佳代子さん。
彼女は、この数年間、畑家を支えてきた立派な娘さんだと思う。
新郎栄典氏と、新婦瞳さん。
とても晴れやかで、喜びが溢れていた。
鈴木浩二社長の息子である。
自分の向かいに座っていた鈴木浩二社長は、一瞬で汗ダクになっていた。
やはり、息子のスピーチはなんとも言えない気持ちになり、ハラハラドキドキする。
ステキなスピーチだった。
自分たちのテーブルで、普通に飲まれていた。
新郎の姉の佳代子さんが、想いを込めて作られた、ウェディングポートレート。
いつまで、いつまでも、お幸せに!
二人のご多幸を、心より願ってやまないのである。