10月3日(水)、山形市の馬見ヶ崎川上流の唐松観音前の広場にて、5回目となる山形県興行生活衛生同業組合主催の、大芋煮会を開催した。
映画配給会社から13名、山形県の8映画館による興行組合の役員12名と事務局7名、地元民放4局から6名の、総勢38名により、大芋煮会が行われたのである。
前半では、理事長である自分から、山形県の状況を話す。
山形県が人口10万人当たりのスクリーン数が、5.01で全国2位。
昨年までは全国1位であったが、今年度は石川県の5.29がトップに躍り出る。
これは、映画館が多いということであり、全国平均が2.72なので、過当競争の地域である。
最下位は、福島県の1.34であり、山形県の4分の1しか映画館がないのだ。
しかし、山形県興行組合では、潰し合いをするのではなく、「今まで観ていなかった人を呼び込む」「年に2回来てくれる人を3回来てもらう」など、「パイの食い合い」ではなく「パイを大きくしよう!」と考えているのだ。
ましてや、今からはコンテンツや映画の良し悪しの時代で、NetflixやHuluやソフトバンクやdTV、さらにはスポーツ観戦やオークション会場として、様々なコンテンツホルダーやサービスプロバイダーが、映画館を使っていく時代に突入していく。
知恵とネットワークが求められる時代に突入するのである。
また、山形市がユネスコ創造都市に認定され、数日前にユネスコ創造都市会議が行われたことや、全国コミュニティシネマ会議が開催されたことなどを話す。
配給会社を代表して、松竹メディア事業部の堀内克治さんから挨拶をいただく。
山形県興行組合の副理事長の鶴岡まちなかキネマの木戸祐社長の発声で乾杯!
最高級の山形牛を入れた、贅沢な芋煮である。
山脇支配人の奥さんも例年通り参加して下さり、バーベキューを焼いてくださる。
今年、IWCインターナショナル・ワイン・チャレンジ「SAKE部門」が山形県で開催され、山形県からトロフィー酒3品目、金賞が14品目生まれたことを話す。
そしてこの日、トロフィー酒の「フモトヰ」や金賞酒が飲め振舞われた。
山形県産の日本酒は、間違いなく日本最高レベルである。
おにぎり、ブドウ、漬物も配られた。
初めての出会い、再会、何年ぶりかの出会い…いろんな出会いが笑顔を輝かせる。
KADOKAWAの杉田さん。
LDHpの岡田さん。
シンカの佐伯さん。
今年は、ありがたいことに、配給会社から二十代の女性セールス3人が参加して下さり、とても芋煮会が盛り上がったのである。
バーベキューや焼き鳥も加わり、超豪華な芋煮会となる。
初参加のムービーオンの笹原副社長のお家芸の露店焼き。
焼き鳥や米沢牛のバーベキューも大好評である。
昨年はイオンシネマ三川の支配人であった山脇氏は、今年はムービーオンの支配人として出席。
奥さんも、ずっと手伝ってくださる。
締めは、芋煮にカレー粉を入れて作る「芋煮カレーうどん」
これが絶妙に美味しい!
B級グルメでグランプリを獲得していた。
秋の夕陽はとても綺麗であった。
そして二次会は、フェイス。
貸切りでも、とても楽しく、サイコーに盛り上がったのである。
来年もまた山形へとの再会を約束したのである。
放送通信業界は、今年の年末から、4K放送などの大きな変革の波が来る。
映画業界もまた、2020年の再来年には、構造改革があるだろう。
遅いぐらいであるが、どうすれば生き残っていくのかを、映画界全体で考える時期である。
多くの関係者の皆さんと、夜中まで語り通したことを、しっかり日常で今後は議論したいと思う。
映画配給会社の皆さん、わざわざ山形まで来てくださり、ありがとうございました!