6月13日(水)、ダイバーシティメディアにおいて、パスラボ山形ワイヴァンズの「新ヘッドコーチ就任記者会見」が行われた。
新ヘッドコーチに就任したのは、宮城県気仙沼市出身の小野寺龍太郎氏36歳である。
アメリカの独立リーグに所属する日本トルネード、bjリーグ時代のバンビシャス奈良や埼玉ブロンコスを経て、昨シーズンまで、B2リーグ中地区の信州ブレイブウォリアーズでヘッドコーチを務めていた。
JBA公認S級コーチライセンスを持っている。
14社のマスコミの皆さんが集まってくださり、広く報道していただいたことに感謝申し上げる。
テレビは、ダイバーシティメディアの生放送も入れ6局。
ラジオ1社と新聞と雑誌が7社である。
また、インスタグラムでもワイヴァンズ独自で生ライブを初めて試みた。
自分からは、これだけ多くのマスコミや報道の皆さんが集まっていただいたことに感謝を申し上げる。
また、昨年まで2シーズンにわたり、コーチのトップがシーズン終了を待たずに解任になったことにも触れさせていただく。
一昨年の棟方ヘッドコーチは、シーズン終了の数ケ月前から、個人的な理由で山形の練習に来れなくなり、戦線を離脱した。
東京から離れることが困難になったことが理由である。
ジョセフ・クックは、初のトップチームコーチとして果敢にチャレンジしてくれたが、日本人・外国人選手をまとめていくガバナンスが現実的にできず、8連敗・プレーオフに行けないことが決定した時点で、話し合いの上契約解除となった。
今回の、新ヘッドコーチ選定は、Bリーグを含めて、ヘッドコーチとしての経験値が、大きな選定要素となったのである。
小野寺龍太郎氏をヘッドコーチに起用する大きな決め手は、長く指導に携わった経験と、高い分析力に基づく堅実性から、激戦が予想されるB2東地区のリーグ戦を、安定して戦いきってくれると感じたことである。
小野寺龍太郎ヘッドコーチのコメント、さらには記者の皆さんからの質問に対しての答えは、以下の通りである。
山形を選んだ理由は、B1を本気で狙っている意識の高いチームであり、フロントであり、会社であり、そこで自分も一緒に働きたかったからとのこと。
山形ワイヴァンズの印象は、能力の高い選手がいたのにもかかわらず、チームとして機能していない感じがして、もったいないと思っていたとのこと。
チームの目指す方向は、個人成績よりチームの勝利を目指すチームプレーヤーであって欲しい。
そして、堅い守備を目指したいとのこと。
信州は昨シーズン、平均失点がB2の18チームで2番目に少なかった。
アシストはナンバーワンで、スチールやブロックもベスト3に入るディフェンスが秋田に次いで強いチーム。
得点力さえあれば、トップクラスのチームである。
小野寺ヘッドコーチは、まずは、勝率5割を堅持し、プレーオフを望む位置につけたい。
そして、最後は、チームプレーで高みを目指したいと決意を語る。
爽やかで頼もしい新ヘッドコーチの就任記者会見であった。
ダイバーシティメディアの各階では、生放送を食い入るように見てくれていた。
パスラボ山形ワイヴァンズには、最もフィットするヘッドコーチだと確信している。
その後の、囲み取材にも、丁寧に答えていた。
東北人らしい真面目で誠実な人物である。
それだけでも、透明感があっていい。
いよいよ、パスラボ山形ワイヴァンズの新シーズンが始まる。
続々と、山形に選手たちが集まってくる。
本番の1年が始まるのである。