6月5日(火)、ムービーオンやまがた2階会議室にて、山形県興行生活衛生同業組合…山形県興行組合の平成30年度通常総会が開催された。
ムービーオン、鶴岡まちなかキネマ、ソラリス、フォーラム山形、フォーラム東根、イオンシネマ天童、イオンシネマ三川、イオンシネマ米沢の、県内8映画館で構成されている。
特に、ここ数年、邦画が元気がなく、洋画が興行収入を伸ばしている中で、是枝監督の「万引き家族」がカンヌのパルムドールを獲得したことにも触れさせていただく。
平成29年度の事業報告・収支決算。
平成30年度の事業計画・収支予算。
山形県生活衛生会館の閉館・解体に関し、山形県生活衛生同業組合の11組合と歩調を合わせ、11団体で按分した解体負担金の拠出。
全国コミュニティシネマ会議2018実行委員会への参加。
活性化事業の継続などについて、議決承認された。
懇親会は、興行組合副理事長で、鶴岡まちなかキネマの木戸社長のご発声で乾杯!
この日は、お寿司の他、沖縄産の豚しゃぶをいただく。
懇親会場の「辰寿し」では、マーケットの変化だったり、都会と地方の入場者が違っていたり、いろんな角度から、様々な意見が出た。
例えば「リメンバー・ミー」などは、東京は何週間も映画館の席が取れず、連日の超満員。
しかし、地方の映画館は、到底そこには至らず。
これは、洋画は特に都会型とされ、「グレイテスト・ショーマン」などにも言え、都会は連日の満員御礼だが、地方はそこまではいかない。
都会と地方の映画の選び方や、鑑賞の仕方の違いに、様々な意見が出た。
最終的には、「人口問題」が、これからの大きな課題。
その為の対策として、他業種との交流や、スポーツや音楽イベントとの連携を深めることなどが話題となる。
今、大きく変化しようとしている映像業界。
スマートフォンの普及や、通信網の発達など、映画界を取り巻く環境の変化に、どう順応していくかが、問われている。
興行組合としての役割は、そういったネットワーク作りや、環境整備であろうと、実感した夜であった。