たった1分58秒、されど1分58秒。
山形ワイヴァンズの初の高校3年生の特別指定選手の齋藤瑠偉君が、初めてプロのコートに立った。
羽黒高校から、この春、専修大学に進む。
そして、明日からは、全日本のU18の代表合宿に参加する為に、今日の3月25日の日曜日が、パスラボ山形ワイヴァンズの選手としては、最期の試合となるのだ。
だから、Bリーグの育成強化の意味でも、ちゃんとコートに立ってもらいたかった。
佐藤正成キャプテンが、握手をして交代する。
激励を受けての、プロ初参戦。
会場は、大声援であった。
午後11時過ぎ、瑠偉のお母さんより、感謝のメールをいただいた。
彼のバスケット人生において、どんなに大切な経験になったか計り知れない。
心から御礼申し上げるという趣旨だった。
こちらこそ、もっと早く使いたかったのに、最期の最後になる場面でしか使えなかったことに、申し訳なく思う。
やはりプロの選手の凌ぎ合いの中、試合にすんなりは出られないのだ。
しかし、試合以外の練習中でも、多くのことを学んでくれたと思う。
いつか、山形ワイヴァンズに返ってきて欲しいと、心より祈りたい!
羽黒高校の校長始め学校関係者、バスケットボール部の関係者、瑠偉の仲間や親戚の皆さんのご支援に、心より御礼を申し上げる。
今日も、多くの方々が、残り少なくなったホームの試合に駆けつけてくれた。
山辺町役場やバスケット協会関係者の皆さん、山形交響楽団の園部理事長など、観戦いただき、御礼を申し上げる。
最初こそ、互角であったが、次第に離されていく。
どうしても、今シーズンのワイヴァンズは、タイムシェアを上手く行えず、限られた選手だけを酷使してしまい、選手に疲労や怪我が常在している。
秋田ノーザンハピネッツの選手起用は抜群である。
今日の信州ブレイブウォリアーズも、ベンチメンバー全員が、10分以上試合に出ている。
だから、疲労や負担が偏らない。
ワイヴァンズとは大きな違いだ。
秋山や瑠偉、さらには高浜などの控えの選手を、もっと前から使うべきだったし、全員が上手くタイムシェアをできれば良かったと悔やまれる。
結局、信州ブレイブウォリアーズは72点、山形ワイヴァンズは55点である。
どんなに負け越しても、ワイヴァンズのブースターやファンの皆さんは、足を運んでくれる。
どれだけ、チカラをもらえるだろう!
本当にありがたい。
試合が終わり、残り少なくなった後半戦に対して、どう向かい合い戦っていくのかを、夜中までチーム関係者とフロントで相談をした。
フォア・ザ・ワイヴァンズ☆
何とか、立て直したいと、思うのである。