2月5日(月)、山形グランドホテルにて、山形県美容業生活衛生同業組合理事長の小山幸子さんの旭日双光章の受章祝賀会が開催された。
発起人には、桑原副理事長を筆頭に、副理事長、常務理事と続き、全日本美容講師会山形県支部、山形県美容技術研究会、山形県ハートフル美容師会、山形美容専門学校、山形県美容職業訓練協会と、総勢12名の方々が並ぶ。
山形県知事始め、国会議員や県会議員の皆さん、さらには、全国からも、全日本美容業生活衛生同業組合連合会の吉井眞人理事長、全日本美容師講師会の野田皆子会長などがご挨拶をされ、各県の代表の方々も参加されていた。
小山幸子理事長は、母親の実家(宮城県の女川町の出島)が、東日本大震災で被害を受け、髪すらカットできない状況が続いた時、ハサミやクシなどを送って下さった。
さらに、自分の娘の二十歳の花魁着付けの時も、手がけて下さった。
そんな縁が重なっており、この日兄弟で出席できたことは、とても嬉しいことである。
会場は、これまでの叙勲祝賀会では見たことがない程、皆さんが着物を着ており、女性の方々が圧倒的に多い為、会場がとても華やかであった。
小山理事長が、この叙勲を機に記した冊子が、「美容の道 ここに生かされて」であり、これまでの美容業界での60年を記している。
15歳で親元を離れて、山形県立公共職業補導所に入り、美容業界で生きていくと決めて60年という節目の年となったこと。
美容組合も創立60周年を迎えたことなどが綴られている。
そして25歳で独立。
鉄砲町に「マリア美容室」を開店された。
そして、美容の技術と、経営はまるで違うが、両輪でなければならないことを知っていかれたそうである。
そして、「がん患者の方々が、抗がん剤の副作用で髪の毛が抜けるなど、悩みの相談と対処をお願いできないだろうか?」との言葉に、何度も打ち合わせを重ね、「薬剤性脱毛サポート美容師制度」を確立したのである。
吉村美栄子山形県知事への医療用ウィッグの購入助成のお願いをし、協力を得たのである。
素晴らしい行動力である。
鹿野道彦元農林水産大臣、舟山康江参議院議員、近藤洋介前衆議院議員も、ご祝辞を述べられた。
生活衛生同業組合の各理事長達も駆けつける。
小山幸子理事長は、いつも「人を大切にする」と言われる。
まさにそれが、美容業に必要な、ポスピタリティに繋がるのだと思う。
「人を想い、大切にすること」「どんな困難にも立ち向かう力」は、96歳で天に召された母上の生き方だったそうである。
それこそが、今の小山幸子理事長が体現なさっている生き様であると、自分たちは強く感じるのだ。
これからも、益々のご活躍を期待申し上げます。