毎年恒例の「ムービーオン・クリスマスイベント」を、12月24日(日)、25日(月)の2日間にわたり、今年も開催した。
ちょうど10年続いたクリスマスイベント!
小学生以下のお子さんは、「それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!」と「あなたをずっとあいしている」の2作品が、無料となる。
さらに、地元商店街や、関連会社からの提供グッツやプレゼントの、外れなしの大抽選会。
ご協力いただいた皆さんには、心より感謝申し上げる。
「それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!」は、映画オリジナルキャラクターのブルブルが、アンパンマン の仲間たちと大冒険を繰り広げる物語。
「あなたをずっとあいしている」は、恐竜のトロンが、勇気と愛と出会って成長していく物語。
人気の絵本から映画化された作品である。
どちらの作品も、愛や勇気や友情、そして正義を体感できる、とても良質でクリスマスにはピッタリな映画となった。
自分が小学生の頃、クリスマス近くなると、山形市の七日町商店街などで、当時の山形県民会館で開催される「クリスマス・イベント」の整理券が配られた。
そのお店で何かを買ったりすると貰えるのか?協賛企業に配分されるのか?
どうやったら、その整理券を貰えるのかが解らなかった。
山形市立第四小学校に通う自分は、その整理券が、欲しくてしょうがなかった…。
考えてみると、当時の第四小学校の生徒は、地元の商店街の子どもが多かったので、整理券を持っている人が多かった。
数年前にその主催者は山形新聞・山形放送だったと、黒澤前山形新聞グループ議長から伺った。
40年間、誰がこんなステキな企画をやるんだろう?と、ずっと思っていた。
まず、入場すると、もれなく御菓子が詰まった長靴(確か不二家?)が全員もらえる。
そしてクリスマスにはピッタリの「ディズニーの映画」を観た記憶がある。
最後は、サンタクロースが客席を周り、みんなにプレゼントをくれる。
自分は、いつも文具を買っていた「盛文堂」という文房具屋さんへ行き、「おばちゃん!クリスマスの整理券もらえますか?」と、毎年勇気を振り絞ってお願いするのであった。
当時、まだ父が東京で働いており、まだ一人っ子だった自分。
母も父の代わりに、いろんな会合に出かけていく。
「クリスマスプレゼント」は、父が東京から帰って来てから一緒に買いに行った。
一番嬉しかったのは、父から野球盤のゲームを買ってもらった時…確か小学6年生の時、母は13違いの弟を妊娠していて、かなり大変そうで、ずっと寝ていた。
その時は、そんなに寂しいとか思わなかったが、そんな裕福な家庭など、世の中にあまり多くなかった昭和45年頃。
あのクリスマスイベントを忘れたことがなかった。
そして、自分が、東北1のシネコンと言われるムービーオンやまがたの社長に就いて、絶対やりたい事の1つが、このクリスマスイベントである。
クリスマスプレゼントを買ってあげられない親御さんがいた場合、ムービーオンに子どもを連れてくれば、お金をかけないで、子どもさんを喜ばせてあげられる!
「幸せ」や「喜び」を感じさせてやれるということ。
そんなことが、やれるうちは、やり続けたいと思う。
映画は人々を、幸せにするチカラがある。
映画館もまた、ユメミルトコロなのだ!
来年は、もっともっと楽しい企画をしたいと思うのであった☆