本格的なフランス料理では、山形で1番の店が、「ムッシュ・サトー」であり、駅前から今の場所に店を移転してから、既に30年を超える時間が経った。
自分が、まだ20代の頃、「ムッシュ・サトー」で、クリスマスイヴの日に、ディナーを彼女と2人きりで食べるということは、若者たちの夢でありステータスであった。
当時は予約が取れなかったし、値段も若きサラリーマンにとっては、かなり高額な贅沢であった。
しかし、それだけの価値は十分あると思い、1度目は彼女(今の妻)と、2度目は家族で、ここ「ムッシュ・サトー」にてクリスマスイヴを過ごした記憶がある。
この日のビジネスゲストは、NTTコミュニケーションズの新田誠氏である。
随分前から、山形県や山形市の情報化には、とても貢献した方であり、特に山形市が経済産業省から採択された「IT装備都市」は、ICチップを埋め込んだ非接触型のカードを活用し、公民館でも印鑑証明や住民票を取れるようになり、山形市の七日町と駅前商店街を中心とした、共通ポイント制度を導入する。
公共のサービスと、民間のサービスと、併用できることが話題となり、総務省からその後に発行された「住民基本台帳カード」の予行練習的な側面になった。
新田誠氏は、15年以上も前から、本気で山形県を見てくれている。
その他にも、多くの経済産業省や総務省の採択事業を受けたが、いつも新田誠氏がそこにはいたような気がする。
新田誠氏と、多分初めてのツーショット!
お互い、気持ちはまだまだ若いけど、少しは老いぼれてきたかな?
どうせ生きるなら、美しく生き続けていきたい!
多くの思い出や、共通の人間の近況を話しながら、また、新たな事業スキームの話を熱く語る。
新田誠氏は、総務省アプリックへもNTTコミュニケーションズから出向していた。
とても美味しい、キャラメル味のスイーツをいただく。
幻想的な、「ムッシュ・サトー」の夜。
とても、素敵な夜となったのである。