今週は、とてもタフでハーフなスケジュールだった。
自分の仕事のことではない。
パスラボ山形ワイヴァンズの公式戦のスケジュールのことである。
10月21日(土)と22日(日)は、ホームで群馬クレインサンダーズ戦。
10月25日(水)は、初の平日の夜のホームで秋田ノーザンハピネッツ戦。
そして、10月27日(金)と28日(土)が、アウェーの東京大田区総合体育館で、アースフレンズ東京Z戦である。
この8日間で、選手達は5試合をやったのである。
いくらプロといっても、さすがに疲労はたまり、思考力も体力も忍耐力も、低下させてはいないだろうか?
故障や怪我の温床にならなければいいと、Bリーグの運営側にも、熟慮してもらいたい。
また、そんな心身ともに限界の状況が、ファールやクレームを本意ではなく生まれてしまうことを、どれだけの方々が理解しているだろう。
スポーツビジネスは、選手が宝であるはず。
選手は修行僧ではなく、魅力的なプレイを見せ、観客に感動を与える、スポーツエンタテナーであるべきである。
最高のプレイ環境を作り出すのは、各クラブだけの責任なのだろうか?
このリーグを司る方々の、プライオリティーが問われている。
それでも、選手たちは、愚痴も言わず、戦いの場に進んで出て行くのだ。
パスラボ山形ワイヴァンズの立場で物申せば、そんな環境の中でも、前日までの疲労感を吹き飛ばし、87対75の12点差で、アースフレンズ東京Zを降した。
この8日間の5試合は、2勝3敗である。
結果は1勝1敗。
ワイヴァンズのブスター達にも感謝を申し上げたい。
試合開催のタイトさに、愚痴を言うつもりはない。
何度も言うが、選手のプレイやパフォーマンスこそ、スポーツビジネスのすべてであり、その魅力を引き出すプロモーターやリーダーが存在する産業が、持続可能性を得ることができる。
我がプロバスケット界も、そうありたいものである。