明日の10月21日(土)午後1時30分から、ムービーオンやまがたにて、行定監督の映画「ナラタージュ」の舞台挨拶が行われる。
電話では、何度か話しをしたが、撮影やら演劇などの準備で、忙しいらしい。
「ナラタージュ」の上映開始が午前11時からであり、午後1時30分から舞台挨拶となる。
まだ、ご覧になっていない方は、上映後、行定監督の撮影にかけた思いや、出演者の方々のエピソードなどを、是非聞いていただきたい!
ナラタージュとは、「ナレーション」と「モンタージュ」をかけ合わせた言葉。
また、映画などで、ある人物の語りや回想によって過去を再現する手法である。
まさに社会人になった有村架純が演じる泉が、大学二年生の春に、高校時代の演劇部の顧問の教師である松本潤演じる葉山との再会の回想からはじまる。
自分を思ってくれる坂口健太郎演じる小野との関係も絡む人間の内面の善悪や、嫉妬や一途な愛の裏表を描いている。
そして、次第に、泉と葉山との、高校時代の、大切な瞬間が、映画の後半でつまびらかになっていくのだ。
個人的には、ストーリーよりも、表現方法だったり、構成だったり、雨が降れば揺れ動く心の永遠性だったり、足元のシーンの意味だったり、様々なところに行定勲ならではの仕掛けがあると感じた作品である。
しばらくぶりの、行定監督作品。
是非、一度見た人でも、明日の11時に、ムービオンへ足を運んで欲しい!