昨夜、スタッフ後藤の代わりに着いてくれたスタッフ工藤と、映画『舟を編む』観た。
人は辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かび上がる小さな光を集める。
最もふさわしい言葉で、正確に、思いを誰かに届けるために。
辞書を作ることは、何十年も時間がかかる仕事をすることである。
それを自分の仕事として、辞書の本質を理解し、取り組む元ダメ編集部営業マン(松田龍平)の素晴らしい物語である。
その松田を助ける下宿屋のおばさんの孫娘、宮崎あおい。
彼女も、和食の料理人を目指す。
そして、次第に松田との友情を感じ出す、同僚のオダギリジョー。
松田をかばい、自分が他部門に異動になる。
とても素敵な『男の浪漫』を感じた映画だった。
仕事にかける男の覚悟も知った。
そして、この連休中に関係者試写で観た、2つの感動作。
ひとつ目は『県庁おもてなし課』である。
様々な愛や、そこに住む人達の願いや思い、それに自分の町を愛する気持ちで、地域や町は変わると言うことを伝えてくれる映画である。
伝説の県庁OB役を演じる船越英一郎さんは、自分の友人で、YMF山形国際ムービーフェスティバルで、選考委員をしていただいている。
今回の映画では、1番さまになっていた。
5月9日に、ムービーオンやまがたで、SAYさくらんぼテレビの試写会と『船越英一郎舞台挨拶』を開催する。
翌日の午前中には、吉村美栄子知事への訪問となる。
2つ目の映画は『くちづけ』である。
ムービーオンの佐藤信也編成部長が、有楽町の東映本社での試写会後、号泣し、嗚咽と叫び声を連発し、超有名人になったらしい。
確かに、女性の子どもを持つ父親は、様々な場面が浮かび泣くだろう…ケーブルテレビ山形のタケシも、高橋も…そして自分も泣いてしまった。
しかし、そんなことよりも、むしろ考えさせられる映画であり、竹中直人さんの演技は素晴らしいものであった。
素晴らしいだけ、考えさせられた。
そして何よりも、主人公の、知的障害がある『うーやん』は、この映画の原作・脚本を書かれた宅間孝行さん。
とても魅力的であった。
船越英一郎さんの舞台挨拶の翌日の夜、5月10日にYBC山形放送の試写会と『宅間孝行氏の舞台挨拶』がムービーオンで開催される。
この2本の映画は、是非お見逃しなく…。
心揺さぶられる映画である。
そして、来週の金曜日まで復活上映するのが、今年の洋画部門で、ナンバー1と、ナンバー2の、『最強のふたり』と『ゼロダークサーティー』である。
映画は、人生を変える。 そして、心を豊かにする。
是非、このゴールデンウィーク中には、1度ご来場あれ!
↧
『舟を編む』そして…。
↧