SMAPの様々な騒動から、しばらくぶりで木村拓哉氏をしっかり見た。
市川海老蔵演じる、謎の刺客・閑馬永空。
不死身のヒーローであり、不死身だからこそ悩みもがく役柄を演じている。
死ねなくなった木村拓哉が演じる万次。
50年後に、守れなかった妹と瓜二つの杉咲花演じる浅野凛と出会う。
何度斬られても、守り抜く姿が、爽快である。
浅野凛の両親を理由なく殺した福士蒼汰演じる天津影久。
剣の達人であり、剣のチカラで日本を統一しようとする。
無限の命を持つ男は、この命を、守り抜く女の為に使うと決めたのだ。
市川海老蔵演じる、謎の刺客・閑馬永空。
万次と同じ、体内に「血仙蟲」が棲み、死ねない体であるが、その「血仙蟲」を殺す「血仙殺」を持っている。
主題歌は MIYAVI 。
市原隼人演じる尸良。
皆殺しのサディストである。
とても演じるのが上手く、圧倒的な存在感だった。
戸田恵梨香が演じるのが、最強の女の剣士であり、天津影久が「奥の手」と呼ぶ、逸刀流の刺客。
ある意味セクシーで、ある意味純粋で、剣はメチャメチャ強い!
そんな役柄を、見事に演じていた。
なぜ切りまくるのか?
いつ死ねるのか?
永遠の命だからこそ、生と死の間でもがき続けるが、やはり最後は、自分が殺されるのではなく、相手を倒し続ける。
愛するものを守る為に…。
その分かりやすい構図が、カンヌでは評価が高かったようである。
自分と同じ年の生まれの三池崇史監督。
監督らしい作品だと感じた。
カンヌの他に、アメリカ、オーストラリア、ドイツでの興行が決まっている。
今、最も海外からも注目を浴びているアーチストである。
この、個性派ぞろいの素晴らしい映画を、是非、ご覧いただきたい。