5月10日(水)、パレスグランデールにて、霞城ライオンズクラブにて、ゲストスピーチ例会にて講演をする。
パスラボ山形ワイヴァンズについての卓話である。
タイトルは「DREAM , OVER THE DREAM」〜夢の先には、きっと夢の続きが待っている〜である。
今シーズンは、B2東地区5位で終わり、26勝34敗と、負け越してしまった。
エースであるコーリーこと、マーカリ・サンダース・フリソンの後半に入ってからの骨折、残り6試合を残しての棟方ヘッドコーチの戦線離脱など、予想もしなかったことが続いたのである。
エースの骨折と、ヘッドコーチのは不在は、2位を競い合ってたワイヴァンズにとっては、思いもかけない出来事であり、8連敗でシーズンを終了する。
霞城ライオンズクラブのメンバーの中には、株主やスポンサーが多いため、皆さんから、とても興味深く、真剣に聴いていただいた。
来期は、戦略的な面や、チーム体制の面など、今回の失敗を糧に、しっかりリスクマネジメントについて、具体的な実践策を話す。
また、「パスラボ」の意味。
パスの研究所ということである。
パスは、投げる方の都合ではなく、受け手側の状態を把握することが、パスを受け成立させることが重要。
相手が、目が不自由だったり、幼稚園児だったり、手が痺れている高齢者に、同じ強さとスピードのパスは出せるわけがない。
目が不自由な人には、近づき、ボールを触ってもらい手渡すし、幼稚園児だったら転がすパス。
そんな相手をおもんばかる、相手の状態を知らなければならないのである。
バスケの田臥選手や、元サッカーの中田選手が出すパスは、出したいパスではなく、相手が欲しい、望んでいるパスなのである。
そこに、深さがある。
彼ら一流選手のエモーショナルコミュニケーションの素晴らしさがある。
他者を含めた空間把握能力が、卓越しているのである。
翻って考えると、この概念は、日常生活や、仕事や家庭でも当てはまる。
相手の望むものを、的確に渡す。
これを「Right Reward」という。
ワイヴァンズのチアスクール担当の新人2人の土屋と藤岡。
ライオンズクラブさんの好意で、ワイヴァンズグッズを入り口で販売させていただく。
自分の亡き父がメンバーだったクラブで、今は、弟がクラブメンバーである。
最後は、熱い応援の声を賜り、感激した。
来シーズンこそ、夢を諦めずに追いかけていきたいと誓ったのである。