3月1日(水)午前9時30分より、東海大学山形高等学校の第39回の卒業証書授与式が挙行された。
今年の卒業生は、216名である。
卒業生、1、2年生、教職員、保護者、地域の方々、東海大学関係者、東海大学山形高等学校同窓会、理事と評議員など、多くの方々から見守られて羽ばたいていくのである。
この学年が、旧校舎最後の学年としての卒業生となる。
今年中には、工事も終わり、来年には新校舎にて卒業生式を迎えることができる。
現在、建設中であるのだ。
体育館は、全校生徒により、びっしり。
阿部校長より、卒業証書が渡される。
来賓や保護者の見守る中、実に凛々しく逞しい顔になったのか…。
理事長祝辞の中で、この卒業生達には、どうしても語りたいことがあった。
それは3年前、卒業生達が、まだ初々しい入学式の時、名前を呼ばれても、「ハイ!」と言う返事が小さく、下を向いては居眠りしているような感じさえしたのである。
3年前の入学式の時は、自分は、書いてきた式辞を読むことを止めて話し出したのである。
「声が小さい!
自信がないように感じる。
東海に入れて嬉しくてしょうがないとは感じない。
むしろ、東海に入ってきたことが、満足ではないと思っていないか?」
自分が世の中のリーダーになれないと思ったり、夢を叶えることができなかったり、ネガテイブに感じてないか?
他人と同じ花を咲かせる必要性はない。
なんでもいいから、自分だけの良さを3年間で見つけよう!
そして、卒業式の時、自分はここにいるとの証明、自分らしい花を咲かせそうだという証を、大きな返事で返して欲しい!約束だからね!」と話した
その3年後、まるで違った学年に育ったのである。
とても嬉しかった。
自分らしさを見つけたんだ!と、感動した。
東海大医学部に進学する生徒もいた。
3年7組の細谷君の答辞は、素晴らしかった。
2年4組の新田君の送辞も、とても良かった。
そして、卒業式のクライマックスは、各クラスが担任の先生へ、生徒達が一声かけて退場するシーンである。
とても感動的なシーンだ。
柔道部の石川先生は、すぐ泣いてしまった。
それが涙を誘うのだ。
ブラスバンドのミュージックも、「キセキ」でよかった。
その後、1階の理事長室で決裁をする。
活けてある花々や桜がとても美しい!
青空である。
生徒達の未来は、晴天であることを、心より願うのである。