2月5日(日)、熊本ヴォルターズとの2戦目。
昨日と同じ、山形市の総合スポーツセンターにて行われた。
インフルエンザで、棟方ヘッドコーチと伊澤選手が出場できない中、今日は、昨日はベンチ入りをしていた武田TE(昨年度のワイヴァンズGM)はベンチ入りをせず、あくまで石川裕一に全てを背負わせ、単独でチームを指揮する体験をさせた。
まだ、Bリーグも草創期であり、こんなチャンスは石川にとっては、簡単には回ってこないだろう。
そんな環境での山形ワイヴァンズと熊本ヴォルターズとの2戦目である。
昨日の大逆転勝利の新聞記事も、影響があっただろう。
昨日のような勝利をアンセムに願う。
試合開始から、予想通りの激しすぎるぶつかり合い!
熊本ヴォルターズは、B2西地区のトップチームだけあり、やはり地力がある。
石川裕一も、必死にチームを機能させようとする。
お互い、ディフェンスが素晴らしいだけに、中々綺麗なシュートは奪えない。
(ロースコアーなのはディフェンスが強いから)
ワイヴァンズの敗戦の理由…強いて挙げれば、シュートの種類やタイプやパターンが、ワイヴァンズの数倍も熊本ヴォルターズは持っていた。
バスケットボールは、ディフェンス、敵が落として来たボールのリバウンド、そしてパス、最後かシュート。
これが、偏ってはダメであるし、ディフェンスしてもボールを奪わなければならない。
点を取れるチカラは、残念ながら圧倒的に負けていた試合である。
つまり、得点力が、まだまだB2でもいいワイヴァンズは低い。
そういう中での伊澤の欠場は痛い。
これから、まだまだ改善の余地はあると思うのだが…。
結果は、山形ワイヴァンズが、59点。
熊本ヴォルターズが、75点。
破れた。
石川裕一にとっては、指揮官としては初めての負けである。
彼のこれからのキャリアでは、初の白星が昨日、初黒星が今日である。
とても良い経験ができたと思う。
負ければ指揮官の責任、勝てば選手のお蔭。
これが鉄則である。
その覚悟と責任を、誰のせいにもできず、自分が孤独にも引き受けることができる人が指揮官である。
ヘッドコーチの正式なライセンスをとって、何年後かに、正式なヘッドコーチとして指揮をとって欲しい。
そして、見えないところで、もっとも苦しく大変だったのが佐藤正成キャプテンである。
ヘッドコーチなどの指示と、選手の思いの調整役をしながら、本来のプロアスリートとしてのプレーを求められる。
特に、今回は、ヘッドコーチ欠場の中だけに、心労もいくばかりだっただろう。
でも、きっとこの経験が、彼の人生の中で、宝物になると確信する。
来週のホーム戦に、全力でぶつかって欲しい。