なんて美味しい料理なんだろう!
第一印象はそうだった。
横浜市の中華街で中華料理を学び、その後、フレンチ、イタリアンと関東で学び、最後は日本料理を学んでいないと山形市に戻り、老舗料亭「嘯月(しょうげつ)」で学び、2015年12月27日にオーブンしたのである。
約1年を経過した頃、みんなで伺う。
我が山形市立第1中学校の後輩で、近年稀に見る、本格的な料理人である。
奥様は、天童市のご出身で、子育て家事をしながらも、しっかりした哲学を持って、店のデザインや飾り付け、食器類のこだわり、ワインセラーの中まで把握し、お客様に笑顔で接する素敵な方である。
とてもお似合いのご夫婦で、2人の夢が、あちらこちらに散りばめられているというのが、最初の印象であった。
そして、最初来店した時も食べたアミューズのロワイヤル…コンソメ味。
ちょっとビックリだった。
予想以上に美味しかったのである。
この日は特別料理だったので、ロワイヤルの中に、アワビが入っていて、いつもより味が引き立っていた。
この日の前菜は、ズワイガニとカリフラワー。
コンソメジュレー仕立で、ホタテとナスも一緒に食べる。
そして、自分の大好物の、フォアグラであるが、いつもは黒米のリゾットの上にあるが、この日は、卵かけご飯…略してTKG仕様になっている。
魚料理は、真鯛の赤ピーマンのソース。
メインの肉料理は、山形牛のステーキである。
これは、絶品だった。
この、奇跡の店を自分に紹介してくれたのが、左側のお二人の、沼澤姉妹である。
大村女史も含めて、みんなで来たのは初めてである。
最後のデザートは「あまおう」のイチゴが、心を溶かしていくのだ。
そして、いつも新たな感動を呼ぶ料理を提供してくれる。
これからも、山形を代表するレストランとして、さらに腕を磨いて欲しい。
とても、とても期待している…。