彼のもっとも愛していたものは『演劇』。
ケーブルテレビ山形の市民チャンネルの中で、人気の番組に『山形大捜査線』というパロディー番組があった。
その主人公が、信也くん扮する『早乙女刑事』である。
いろんな事件や市民の要望を聞き、クライアントへ結びつけるというストーリー。
また、彼は、ムービーオンやまがたの映画が始まる前の『シネアド』にも登場!…山形市農協のアバート情報に出ている。
そんな、人前でも輝ける人材であるが、反面、結構几帳面であり、しばしば怒る。
彼の持ち物や、彼の物ではないが彼の側にある物を、彼へ断りや承認を受けないで使うものなら、メチャメチャ怒られる。
それが、消しゴムやゴミ箱でもだ…。
しかし、彼は変わったのである。
『男子、3日あわざるんば刮目して見るべし』なのか…?
季節が変わったからなのか…?
数日前の夜、彼と食事をしていたら、彼の残したラッキョウがあった。
それを、「自分が食べていいですか?」と聞いたら、なんと、オーケーが出たのである。
天地がひっくり返った一瞬であった。
信也くんは、大きくなったと思ったのである。
人は一人では、生きていけない…。
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信也くんが変わった!
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