オデッセイ…Odyssey
ポジティブに訳せば、長い冒険の旅。
ネガティブに訳せば、長期の放浪。
共通点は、長いということ。
長い時間を費やすということ。
火星。
地球からの距離…2億2530万キロ。
外気温…マイナス55度。
酸素…ほとんどなし。
水…なし。
最大風速…時速400キロメートル。
火星という究極の絶望的な状況に、独りぼっちで取り残された宇宙飛行士ワトニーの、想像を絶するサバイバル・ストーリーである。
無名の新人小説家が自らのウェブサイトで発表した物語が、異例の大反響を呼び起こし、ベストセラーとなり、ハリウッドを動かしたのが、この映画「オデッセイ」である。
「エイリアン」「ブレードランナー」「グラディエーター」など、映画界に金字塔を立てたリドリー・スコット監督。
「オーシャンズシリーズ」「ボーンシリーズ」「エリジウム」「インターステラー」など、熱演したハーバード大学出身のマッド・デイモン。
この二人が初めて組んだ作品が、この「オデッセイ」である。
火星で探査ミッションをしていた6人が、突然、猛烈な嵐に会い、女性のルイス船長は撤退することを指示する。
しかし、マッド・デイモン演ずるワトニーは、通信アンテナに、引っ掛かり、突風に飛ばされた。
必死の捜査にもかかわらず、ワトニーを発見出来ず、死んだとみんなが思い、地球への帰路につく。
しかし、ワトニーは生きていた。
ここからが、究極のサバイバルの始まりであった。
食料、水、酸素、通信、移動。
とても具体的な施策を立て、ワトニーは丁寧に一つ一つをこなしていく。
そして…救出の日を迎える。
世界中の人々は、どんな結末を観るのか…。
とてもリアリティのある、素晴らしい映画であった。
生きること、生き抜くことを学んだ。
そして、最後に感じたこと…「オデッセイ」とは、人生そのものかもしれない。
長い生かされている時間を、どう費やしていくのか。
自らが、自らの意思で、デザインしていかなければならないのである。
是非、ムービーオンで、ご覧いただきたい!
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映画「オデッセイ」から学ぶ。
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