不思議な出会いとはあるもので、数十年前から同じ山形の町にあったのに、その存在すらまったく知らなかった…。
そんな洋食店を、偶然訪れる。
牧花亭。
裏通りに、ポツンとある洋食店。
ムービーオンに向かう途中に、偶然にもその存在を知った。
店の中に入ると、まるでホビットが出てくるような、興味深い間取りであり、寒い冬の夜にたどり着いた山小屋のような気がした。
セレンディップの寓話のように、探していたものとは違うのに、偶然にも、とっても素晴らしく貴重なものを手にいれる。
そんな夜であった。
クリーム煮。
なつかしい味がして、体を包み込むような感じがした。
スパゲッティーも、昔ながらの味。
ポークソテーも、肉厚がありおいしかった。
とても美味しく、思わぬ夕食になったのである。
ムービーオン通信が、各テーブルに置いてあったのには驚いた。
また、そこに行き着いたら、入ってみたい店であった。
↧
セレンディップな世界…牧花亭
↧