惜敗…。山形市長選挙。

山形市を二分した山形市長選挙。

遠藤利明オリンピック大臣、大沼瑞穂参議院議員などの自公が推す、佐藤たかひろ氏３９歳。
県議会議員５名、市議会議員１５名も加わる。
前回に続き２回目の挑戦。


鹿野道彦元農林水産大臣、近藤洋介衆議院議員、舟山やすえ元参議院議員などの野党が推す、梅津ようせい氏４８歳。
県議会議員４名、市議会議員１７名も加わる。
さらに吉村美栄子知事と市川昭男市長も参戦し、わずか３ヶ月で互角の戦いになる。




終盤の戦いは凄まじく、デマや推測、ネガティヴキャンペーンが横行。
（梅津氏の場合はホモとか女遊び好きとか…。佐藤氏の場合は風俗経営者とかオニギリ屋を倒産し借金とか…。いずれ、だれが何を根拠にそういうことを言ったのか、背景を知りたいし、真実を明るみにする必要がある…。）


新聞までも、絶対的根拠なき推論、どちらの陣営に近いか…など、記者の色分けさえ、それぞれの陣営で行われる（秘書とバーベキューしたとか、事務局とプチ旅行に行ったとか）。
これも、明るみにしなければいけない。




９月１０日には梅津ようせい候補者を蓮舫氏が応援。

９月１１日には佐藤たかひろ候補を石破大臣が応援。

国会での安保法案採決日も迫り、いつの間にか全国から注目された。



自分は、山形市長選挙だけは、父親が４回、市川市長が３回…､そして今回で７回も関わることになる。

この２０年間、どのような時期に、誰がバーターを仕掛け、誰がそれに乗り、その時々でどんな意思が入り選挙になっていくのか？…その過程を垣間見ている。


遠藤利明オリンピック大臣のご自宅でフルーツをごちそうになったこともあるし、鹿野道彦元農林水産大臣のご自宅にも伺ったこともある。

その他にも、各企業の社長さん方を含めて、様々な山形の政界について語り合ったことも多い。




しかし、選挙権は市民のものである。

主権国家ではなく、主権在民なのである。

正しい情報が開示され、正しいことが知れる山形市になり、正しいことが言える山形市にしたいのである。

誰からも支配されてはいけないし、自分達のことは、自分達で主体的に決めるべきである。

山形市の平和や未来だけは守りたい。


エゴかもしれないが、安保法案が通っても、山形市民や県民は、集団的安保法案の下の派兵の要請に対し、知事や市長は、国に応じられないと、沖縄県のように、強く拒否し、反対して欲しい。





出口調査では、ＮＨＫや共同通信が佐藤氏が５ポイントリードとの中で迎えた開票。
（結果は大分違っていたが…。）





激しい選挙だったんだと改めて思う。





梅津ようせいの選対幹事長として、この時も、情報の共有やら、ＹＢＣラジオへの生出演やら、大忙しであった。





結局は、投票率５６.９４％。
佐藤たかひろ ５６３６９
梅津ようせい ５４５９６
１７７３票差。
１.５％の差である。

あの時の新聞記事の書き方が、あの討論会でのあんな不公平な質問が…など、多くの『たら、れば』はある。

しかし、いつの選挙も必ずそういうことは起きるのである。


大切なのは、選ばれた佐藤たかひろ氏が、しっかり公約（人口３０万人にする、モンテディオスタジアムを山形市の大郷に建設する、仙山交通網の強化をするなど）を果たすことである。

そして、梅津ようせい氏にとっては、たった３ヶ月で５４５９６票を頂いたのだから、４年かけて、しっかり、自分の信条や政策を市民に伝え、後援会を各地区に設立することである。



これから山形県民は、様々な政治に目を凝らし、来年あるだろう参議院議員選挙、衆議院議員選挙、再来年の山形県知事選挙への対応を、今から心に置く必要があるのだろう。

まだまだ、安保法案についての決着や、東日本大震災の対応を巡る決着など、ついていないものが多すぎる。


そして、多くの方々から支持をされることが、大切であろう。



とにもかくにも、梅津ようせいを支援してくださった方へは、心より感謝である。

お疲れさまでした。