![IMG_8893.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/34/4e/j/t02200155_0800056313395014253.jpg)
2006年『時をかける少女』
2009年『サマーウォーズ』
2012年『おおかみこどもの雨と雪』
今や世界で最も注目を集めるアニメーション映画監督となった細田守氏。
3年の時を越え、誕生した最新作『バケモノの子』は、エンターテインメントの王道を極めた『新冒険活劇』となったのだ。
![IMG_8895.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/ba/20/j/t02200310_0726102413395014264.jpg)
キミとなら、強くなれる。
そんな思い…ひとりぼっちの少年と、ひとりぼっちのバケモノが出会う。
![IMG_8894.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/76/e4/j/t02200159_0800057813395014260.jpg)
舞台は渋谷。
細田監督は、『慣れ親しんだ街の中にこそ、ワクワクするものが潜んでいる。渋谷は常に変化をしている魅力的な場所。映画を作って行くなかで、実は非常に冒険に適した都市空間だと実感した。』と話す。
人間界の渋谷。
バケモノ界の渋天街(じゅうてんがい)。
この2つの世界を主人公の九太は、行き来しながら、様々な出会いと節目を経験していく。
![IMG_8897.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/2d/8d/j/t02200116_0800042013395014277.jpg)
ある日、ひとりぼっちの不幸な少年が、絶望から逃げ出した世界が、バケモノの世界なのだろう。
![IMG_8896.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/65/c1/j/t02200158_0800057313395014269.jpg)
バケモノの世界では、1、2を争う強さを持つ熊徹と出会う。
しかし、熊徹は身勝手で弟子をも持てず、信頼のないバケモノ。
![IMG_8898.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/fa/b2/j/t02200135_0800049013395018260.jpg)
バケモノの世界で、この二人の不思議な共同生活が始まる。
当初は、ことあるごとに、ぶつかり合う二人。
『自らが何者であるか分からない』そんな二人が、ぶつかり合うことで、お互いを、次第に理解していく。
![IMG_8899.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/c1/cb/j/t02200129_0800047013395018265.jpg)
いつしか、彼らの家は、本当の意味での彼らのホームになっていく。
![IMG_8901.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/3f/27/j/t02200166_0800060313395018275.jpg)
自分達は、向かい合う相手がいることで、本気で向かい合うことで、自分のアイディンティテイを確立していくのかもしれない。
そんな師匠熊徹と、弟子の九太の、教え教えられながら、共に成長するストーリーである。
![IMG_8900.jpg](http://stat.ameba.jp/user_images/20150813/22/stokimori/da/40/j/t02200122_0800044513395018269.jpg)
成長した九太は、いつしか自分だけの誇りを胸に秘め、本当の強さを証明するのである。
この映画の声優陣が素晴らしい。
役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、大泉洋、リリーフランキー等である。
この夏休み、お盆休み、まだ映画を観ていない方は、必見である。